◆100敗続きだった両球団の対照的な歩み
ホワイトソックスは村上宗隆の活躍などもあり、ア・リーグ中地区で首位争いを繰り広げる好調ぶり。残念ながら村上は負傷者リスト入りしてしまったが、主砲の戦線離脱後も勢いは衰えていない。一方で、ロッキーズは今季も低迷。24勝39敗の成績は、ジャイアンツ、エンゼルスと並び、両リーグワーストである。
諸悪の根源はもちろん投手陣だ。打者天国と呼ばれるデンバーが本拠地というハンデを背負ってはいるものの、チーム防御率5.46は両リーグワースト。特に先発陣の防御率6.03は惨憺たる数字だ。Quality Start Sugano 💪
— Colorado Rockies (@Rockies) May 23, 2026
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今季の開幕投手を務めた左腕・カイル・フリーランドはここまで1勝6敗、防御率8.06。右のエースと期待されたマイケル・ロレンゼンも2勝8敗、防御率8.01と、そろって目を覆いたくなるような成績を残している。
◆打者天国クアーズフィールドで見せる驚異の安定感
そんなロッキーズの先発投手陣で孤軍奮闘の働きを見せているのが、メジャー2年目を迎えた菅野智之だ。菅野は昨季、35歳にしてメジャーに挑戦。オリオールズで過ごした1年目は30試合に登板し、10勝10敗、防御率4.64と立派な成績を残した。
オリオールズの本拠地「カムデンヤーズ」も比較的打者有利な球場として知られるが、菅野の新たな本拠地「クアーズフィールド」はその比ではない。標高1600mの高地で打球が異常に飛ぶだけでなく、空気抵抗が少ない分、変化球も曲がりにくくなると言われている。
そんな状況下で、菅野は苦戦することが予想されていたが、ここまで12試合に登板し、5勝4敗、防御率3.98。ドジャースの山本由伸と同じ勝利数をマークするなど、予想を大きく上回るパフォーマンスを披露している。仮に昨季と同じ30試合に先発すれば、12~13勝に達するペースだ。
ほぼ毎試合、試合を壊さずに5~6回を投げ切り、チームで唯一、規定投球回数にも達している菅野。クアーズフィールドで、防御率3点台というのは奇跡に近い数字といっても過言ではないだろう。

