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菅野智之「7.48」と「3.98」の“異常な差”が話題に…山本由伸と並ぶ「5勝」のカラクリ

菅野智之「7.48」と「3.98」の“異常な差”が話題に…山本由伸と並ぶ「5勝」のカラクリ

◆防御率と“期待防御率”に大きな乖離が生じる理由

 一方で、菅野の投球内容は防御率が示すほど良くないのも事実。それはeERA(期待防御率)と呼ばれる指標を見れば一目瞭然だ。

「真の防御率」とも呼ばれるその指標は、投手が制御可能な与四球、被本塁打、奪三振のほか、打球の質などの要素に基づいて予測防御率を算出する。つまり、運の要素を極力省き、実際の投球内容を反映した指標といえるだろう。

 今季の菅野の期待防御率は7.48。実際の防御率3.98とは2倍近い差がある。SNS上では「こんな大きな差は見たことがない」と話題になるほどだ。

 菅野の成績を詳しく見ても、奪三振率や与四球率、バレル率などは昨季から軒並み悪化。空振り率は、規定投球回数に達している投手の中で、ワーストを記録している。投球内容自体は、防御率7点台であってもおかしくないというわけだ。


◆数字だけでは測れない菅野の勝負強さと投球術

 それでも何とか3点台に抑えられているのは、好守などに恵まれている部分もあるが、持ち前の粘り強い投球で要所を締めている部分もあるだろう。

 例えば、昨季ア・リーグワーストとなる33本の被弾を許した菅野だが、今季もここまで11被弾と多くの本塁打を許している。ただし、そのすべてが走者なしの場面。つまりダメージを最小限に抑えていることがわかる。

 被打率を見ても、走者なしの時は.286と高いが、走者あり時は.200(得点圏時は.224)と要所で粘る投球をしている。

 また、本塁打を除くインプレーの打球のうち安打となった割合を示す「BABIP(Batting Average on Balls In Play)」は.258と低く、運に恵まれている面も確かにある。ただ、それも熟練の投球術による結果と言い換えていいのではないだろうか。

配信元: 日刊SPA!

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