あなたが生まれた時の株価はいくら?
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筆者が自分の子どもに伝えたり、高校や大学でFPや経済関係の授業を担当する際に「生まれた時の株価はどれくらい?」という話をよくします。この記事の執筆時点 で日経平均は6万円台を突破し、過去最高値で話題になっていますが、今の高校生が生まれた頃は2008年のリーマンショック前後で株価は1万円前後でした。
「あなたが生まれた時に100万円分、日本の株を買っていたら、今頃600万円になっている」という具合に切り出すと、多くの人が目を輝かせて興味を持ってくれます。
もちろん、株価は必ず上がるものではないため誤解無きよう導く必要がありますが、「株価は企業や経済の成長の証」という具合に表現し、「長きに渡り企業が生産活動を行い、利益を上げて成長したからこそ、今のような株価水準になった」という話は、学生にとってそれほど難しい話ではないと思います。
1つの柱より2つの柱
ハードカバーで何百ページもある難しそうな経済書には「所得は大きく分けると労働所得と資本所得の2つがある」と書いてあることも伝えて欲しいです。一見、難しそうに感じますが、私たちが所得を得るための手段には、一つは働くこと、もう一つは働いて得たお金を運用し、配当や利息をもらうことがあります。
世の中には「そもそもお金は働いて得るものであり、それ以外で得たお金は楽して儲けている」という運用に否定的な考えの人も少なくありません。特に上の世代ほどその傾向が強いようです。だからこそ「所得は2種類ある」と意識してもらうことで、資産運用に前向きなイメージを持ってもらうことができます。