今日からできる親子でお金の知識UP
Mさんのお子さんは高校1年生になったばかりでしょうか。勉強や部活などで忙しいかもしれませんが、合間に読書を勧めてみてはいかがでしょうか?
読書量と学力は強い相関性があるという指摘もあります。大学受験シーズンになると難しいと思いますので、今のうちに親子でお金に関する本を読み、意見交換などしてみてください。
例えば「きみのお金は誰のため」(田内学著、東洋経済新報社)は幅広い層に読まれている一冊です。中学2年生の目線で描かれているため、お子様も読みやすいと思います。経済とは、お金とは何か、そしてお金を運用することなどを基本から学ぶことができます。
また、拙著ではありますが「3年1組岡音先生のホームルーム」(内山貴博、一般社団法人金融財政事情研究会)も、中学3年生が担任の先生と、株式や債券、金融の仕組みを学校のイベントなどを通して学び、人間として成長する1年を描写しています。こちらも中学生や高校生が読みやすい内容です。
また、現在は「金融リテラシー検定」という検定があり、高校や大学で積極的に同検定の受検を推奨する学校が増えています。インターネットで手続き・受検ができ、資産運用はもちろん、クレジットカードやお金のトラブル回避のための知識も学べるため、Mさんのお子様には最適かもしれません。こういったことを親子で取り組んでみてください。
親子で学べる方法を模索
【画像出典元】「stock.adobe.com/pimnada」
筆者は小学生の頃、スポーツ欄とテレビ番組欄を見たくて、新聞を開くのが日課でした。やがて小学校高学年になると、紙面のとある欄が気になり、親に質問をしたことがありました。それは株価欄です。
小さな文字で企業名が並び、その横に数字や△などの符号がいくつも書かれているのを見て、私の探求心が高まりました。母親に「何が書いてあるのか?」「並んでいる数字は何を意味するのか?」など細かい質問を投げかけましたが、私が納得できる回答は得られませんでした。その結果、「親が説明できないほど難解なもの」というイメージが先行し、いつしか私の興味も薄れていきました。
数年前、そんな母親が株式投資を始めました。筆者が基礎からその仕組みを教えることになりましたが、子どもの頃、私が投げかけた質問と同じようなことを何度も尋ねてきます。なるほど、小学生の筆者が新聞の株価欄について学べなかったのも納得です。
やはり親が「難しい」「上手に伝えられない」と感じていることを子どもに教えても、あまりその効果は期待できないですよね。投資や資産運用に関する知識は幅広く、奥が深いものです。一気に一定レベルを目指すのではなく、一歩ずつ必要最小限の知識を身に付けてもらう、というぐらいの気持ちで向き合う方が良いと思います。親子で楽しく話しながら、一緒に学ぶところからぜひ始めてみてください。
※資産運用や投資に関する見解は、執筆者の個人的見解です。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。