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流行りの「マンジャロ」で減量に成功した30代の不健康記者(100キロ弱)が、サイゼリヤで“2000kcal”を貪った夜

流行りの「マンジャロ」で減量に成功した30代の不健康記者(100キロ弱)が、サイゼリヤで“2000kcal”を貪った夜

血糖値485mg/dL、ヘモグロビンA1c(HbA1c)11%、長年連れ添った体重も100キロの大台をもちろん目前にして、ついに糖尿病治療薬「マンジャロ」の投与を開始した。

SNS上では、この薬が「やせ薬」として拡散し、個人間の不正売買が横行しているという。自由診療では1本1万5000円以上の高値がつくらしいが、球体のように丸々と太った筆者は、まごうことなき糖尿病患者のため、保険適用により1000円以下で購入できる。

 千駄木雄大
昔の筆者。食べることが大好きなのだが……

◆減量するも、毎日具合が悪い

筆者は数年前、マンジャロと同様に食欲を抑えるGLP-1受容体作動薬の経口タイプを服用していたが、胃がムカムカして毎日続けられなかった。そのため、週に一度お腹に2.5ミリグラムを注射するだけで効果が1週間持続するマンジャロのほうが、精神的にも継続しやすいと感じた。

いざ打ってみると、確かに翌日から食欲が綺麗に消え去った。ショックだった。自分の取り柄は大食いだったのに、その個性が失われるというのだから。

それに加え、ずっと胃液が込み上げ、お腹も張っていて、食べ物を前にしても「食べたい」という意欲が湧かない。もはや1日の楽しみが食事となっていた筆者にとって、これほど辛いことはない。さすがに深夜が近づくとわずかに食欲も回復するが、水を飲むだけで十分に満たされてしまう。おまけに、その状態が1週間続く。

もう、こんな生活から逃れるために打つのをやめようと思っても、ほとんど食事を摂取していないのだから、確実に体重は減っていく。

「だったら頑張るか」

食べることは好きだが、健康体になれるのであれば、筆者だって我慢はできる。しかし、1カ月で4本のマンジャロを打ち、3キロほど減量できたものの、毎日具合が悪い。横にならないと気持ち悪くて、仕事にも全く集中できない。明らかにQOL(クオリティ・オブ・ライフ)はどん底まで下がっていた。

◆真犯人はマンジャロではなかった

そこで、かかりつけの医師に「効果は出ているが、毎日が楽しくない」と伝えた。それでも、痩せられるのであれば、容量を増やしてでも毎日何本でも打つ覚覚悟があることも併せて伝えた。だって、安いから。

すると、医師は筆者の顔を見てこう提案した。

「食事を取れないのはまずいので、マンジャロは続けて、メトグルコをやめましょう」

メトグルコは、2型糖尿病の治療に広く用いられる経口血糖降下薬だ。週に一度のマンジャロと違い、こちらは毎日服用していた。肝臓での糖の作りすぎを抑え、筋肉や脂肪での糖の利用を促すことで血糖値を下げる薬なのだが、それをやめたところで、何の意味があるのか当時の筆者にはわからなかった。

しかし、メトグルコを飲まずにマンジャロを打って寝た翌日、驚くべきことに猛烈な空腹感で目が覚めた。

「ご飯が……。ご飯が食べられる!」

どうやら、これまでの体調不良の真犯人はマンジャロではなく、メトグルコにあったようだ。それを飲まなくなっただけで、胃の不快感だけでなく食欲も劇的に回復した。

筆者は歓喜し、その足で大急ぎでサイゼリヤへと向かった。

「2000円分、爆食いするぞ!」


配信元: 日刊SPA!

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