チュウゴクアミガサハゴロモはどんな植物につく?
チュウゴクアミガサハゴロモは、非常に幅広い植物につくことが知られています。庭木、果樹、チャノキ、観賞用植物など、多くの木本植物で確認されています。
家庭の庭で注意したい植物としては、ツバキ、サザンカ、モミジ、カンキツ類、ブルーベリー、カキ、ブドウ、ナシ、モモ、常緑樹の生け垣、そしてバラなどが挙げられます。
ただし、1匹が止まっていたからといって、その植物で大発生しているとは限りません。近くの樹木から移動してきて、一時的に止まっているだけの場合もあります。

バラの鉢植えに幼虫がいた場合も、まずは「バラで繁殖している」と決めつけず、バラ全体と周囲の庭木を観察することが大切です。
チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫は何をしている?
幼虫は、植物の汁を吸いながら成長します。白い綿のように見えるのは、体から分泌するロウ状物質です。このロウ物質は、雨や外敵などから体を守る役割があると考えられています。

幼虫は1齢から5齢まで成長し、脱皮を繰り返して成虫になります。刺激を与えると、歩いたり、ピョンと跳ねて逃げたりします。
幼虫が少数いる程度で、すぐに株が弱るとは限りませんが、多数が集まって吸汁すると、アブラムシ同様、植物の負担になります。また、幼虫や成虫は甘露と呼ばれる糖分を含んだ排泄物を出します。この甘露にすす病菌が繁殖すると、葉や枝、果実の表面が黒く汚れることがあります。
バラでも、吸汁性害虫が多発して甘露が葉や枝にたまると、すす病が起こる可能性があります。ただし、これはバラでよく見られる黒星病とは別物です。黒星病は葉に黒い病斑をつくる病気ですが、すす病は甘露の上に黒いカビ状の菌が繁殖して起こる汚れです。
