2. アオバハゴロモ
昔から庭木でよく見られる“白い綿”の正体

アオバハゴロモも、庭木や花木でよく見られるハゴロモ類です。幼虫はチュウゴクアミガサハゴロモと同様、白い綿のような分泌物に覆われ、枝に白いカビのようなものがついたように見えることがあります。

成虫になると淡い緑色の美しい姿になります。アジサイ、バラ、ツバキ、クチナシ、マサキ、カナメモチなど、庭でよく育てられる木にいます。
アオバハゴロモの注意度 ★★☆☆☆〜★★★☆☆
白い綿状の幼虫だけを見るとアオバハゴロモとチュウゴクアミガサハゴロモは似ていますが、アオバハゴロモは昔から日本でみられる昆虫で、家庭の庭では少量なら問題ありません。ただし、毎年同じ場所に多く出る場合や、枝にびっしりつく場合は吸汁によって植物が弱ることもあるため早めに取り除きましょう。
見分けポイント
幼虫の段階では、アオバハゴロモとチュウゴクアミガサハゴロモは見分けが難しいですが、周囲にどんな成虫がいるかがポイント。チュウゴクアミガサハゴロモは、地域や年によって差はありますが、6月頃から鉄錆色から黒っぽい色で成虫が見られるようになります。
一方、アオバハゴロモは少し遅れて、淡い緑色の成虫は7月から9月頃まで発生するとされています。
3. コナカイガラムシ、ワタフキカイガラムシ
白い綿のように見えるが、跳ねずにじっとしている

白いフワフワした虫が葉のつけ根や茎、枝にじっとついている場合は、コナカイガラムシやワタフキカイガラムシなどのカイガラムシ類の可能性があります。
これらのカイガラムシは、白い粉状・綿状のろう物質をまとったカイガラムシの仲間です。ハゴロモ類の幼虫と違い、近づいてもピョンと跳ねることはほとんどありません。葉のつけ根、枝の分かれ目、葉裏など、少し隠れた場所にいることも多い害虫です。
春から秋に発生し、吸汁によって植物を弱らせるほか、排せつ物で葉や周囲がベタベタし、すす病の原因になることもあります。
カイガラムシ類の注意度 ★★★★☆
動かないので気づきにくく、気づいたときには植物が不調になるくらい増えていることがあります。カイガラムシ類は植物の汁を吸い、排せつ物によって葉や枝がベタつき、すす病を招くこともあります。発生が少ないうちに取り除くことが大切です。
見分けポイント
- 白い粉や綿をまとった楕円形の虫
- 触っても跳ねない
- 葉のつけ根、茎、枝の分かれ目に多い
- ベタベタした排せつ物が出ることがある
- 白い塊が増えていくように見える
