4. コナジラミ
葉裏から白い粉のように舞い上がる小さな虫

葉の裏に白い小さな虫がたくさんついていて、葉を揺らすとふわっと舞い上がる場合は、コナジラミの可能性があります。屋外では春から秋にかけて、室内や温室などでは通年見られます。
コナジラミは名前に「シラミ」とつきますが、人や動物に寄生するシラミとは別の虫で、人体への直接的な被害はありません。植物の葉裏に寄生して汁を吸います。成虫は白い小さな羽虫のような姿で、大量発生すると、葉に触れた瞬間に白い粉や紙吹雪のように飛び立ちます。
ハゴロモ類の幼虫が「枝に白い綿のようにつく」のに対し、コナジラミは「葉裏に小さな白い虫が多数いる」のが特徴です。
コナジラミの注意度 ★★★★☆
一匹一匹は小さいですが、葉裏で増えやすく、野菜や作物ではウイルス媒介が問題になる種類もあるので、食用植物では要注意度が上がります。
見分けポイント
- 葉裏にいる
- 体長は小さく、白い羽虫のように見える
- 葉を揺らすと一斉に飛ぶ
- 枝ではなく葉裏に多い
- 葉がかすれたように変色することがある
5. アブラムシの白い抜け殻
白い虫に見えるが、本体ではないことも

新芽やつぼみ、若い茎に小さな虫が群がっていて、白い粒のようなものがたくさん残っている場合は、アブラムシの脱皮殻かもしれません。
アブラムシ本体は緑、黒、黄色、赤褐色などさまざまな色をしています。増殖が早く、若い芽やつぼみに群がって汁を吸います。白く見えるものは、アブラムシが成長するときに脱いだ殻であることが多く、これが「白い虫がたくさんいる」と見える原因になります。
ハゴロモ類やカイガラムシ類と違い、白い綿状のものではなく、細かな白い抜け殻が点々と残るのが特徴です。
アブラムシの抜け殻の注意度 ☆☆☆☆☆
白い粒のようなものが新芽やつぼみに残っている場合、アブラムシの抜け殻のことがあります。抜け殻自体は無害なので安心してよいですが、近くに緑色や黒色のアブラムシ本体がたくさん発生していないか確認しておきましょう。
見分けポイント
- 新芽、つぼみ、若い茎に多い
- 本体は緑、黒、黄色など白以外のことも多い
- 白いものは脱皮殻の場合がある
- アリが周囲にいることもある
- 葉やつぼみが縮れたり、ベタついたりする
- 排せつ物で葉や枝がベタつき、すす病につながることがある
