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大谷翔平が左膝炎症で途中交代…ドジャースが頭を抱える“380億円男”の深刻な現状

大谷翔平が左膝炎症で途中交代…ドジャースが頭を抱える“380億円男”の深刻な現状

◆打撃不振だけではない守備面にも見える深刻な課題

 そして、打撃以上に深刻なのが守備と走塁かもしれない。

 MLBの公式データサイト『Baseball Savant』によると、タッカーの肩の強さを示す「Arm Strength」は59パーセンタイルで平均よりやや上。そして送球の正確性などを含めた「Arm Value」は92パーセンタイルとメジャーでも上位に位置している。肩の強さではチームに貢献しているといえるだろう。

 一方で、守備範囲を示す「Range(OAA)」という指標は4パーセンタイル。これはメジャーのレギュラー外野手の中でも最下位クラスであり、守備範囲だけを見ればチームのお荷物といわれても不思議ではない数字だ。


◆守備範囲と走力のデータが示す衰えの兆候

 さらに、今季は守備範囲の狭さに加えて、やや緩慢な動きで走者の進塁を許すプレーも散見される。打撃の不振が守備にも悪影響を及ぼしている可能性もあるだろう。

 そして2023年に30盗塁、昨季も25盗塁をマークした走力にも陰りが見えている。もともとタッカーは状況判断に優れ、走塁技術はメジャーでも高く評価されている選手だ。その証拠に、通算124盗塁に対して、盗塁失敗は16回だけ。成功率は88.6%と高水準を誇る。

 ただ、タッカーのスピード自体は平均以下である。走力を示す指標「Sprint Speed」を見ると、2年目の2019年に70パーセンタイルとリーグでも上位に位置していたが、年齢を重ねるごとに下降傾向を示している。

 今季は27パーセンタイルまで落ち込んでいるが、これは24パーセンタイルの吉田正尚(レッドソックス)とほぼ同等だ。かつて30盗塁を記録したこともあるタッカーだが、俊足選手として語られることの多かった面影は、データ上では薄れつつある。

 もちろん、メジャーでは、打撃で圧倒的な成績を残すことで走力や守備面のマイナスを補っている選手も少なくない。しかしタッカーの場合、今季は打撃成績も低迷しており、本来であれば強みであるはずの攻撃面でチームに十分なリターンをもたらせていない。そのため守備範囲や走力の低下がより目立つ形となっている。

 特にドジャースはムーキー・ベッツや大谷翔平、フレディ・フリーマンら高額年俸のスター選手を多数抱える球団だ。その中で年俸ベースでは球界トップクラスとなるタッカーに求められるのは平均的な活躍ではなく、勝敗を左右するようなインパクトのある働きである。現状のパフォーマンスでは、ファンから厳しい視線が向けられるのも無理はないだろう。

配信元: 日刊SPA!

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