頭数だけでなく、メンバーも近年屈指のハイレベルとなった。18頭のうち16頭が重賞ウイナーで、そのうち5頭がG1馬。中でも春の古馬G1完全制覇が懸かるクロワデュノールに注目が集まる。
◆春G1完全制覇へ挑むクロワデュノールに不安材料も

同馬を管理する斉藤崇史調教師は、1週前追い切りを終えた時点で「一本やればある程度上がってくるだろうという見込みが立っていたのですが、思ったより上がってこない」と、状態に不満を覚えたという。
その後、日曜日にも負荷をかけて臨んだ最終追い切り後もまだ、「ようやくこれで走れるところぐらいまでは来た」という反応。「まだ物足りないところはたくさんありますので、それがあと3日でどう変わってくるかというところ」と、前走の天皇賞・春から中5週で迎える大一番に向けてトーンは低いままだ。
◆陣営の弱気コメントはデータ的にも不安材料に…
実はフランス遠征帰りで臨んだ昨秋のジャパンCの時も斉藤崇師は同じように「まだ動けない」「正直物足りない動き」と不安を口にしていた。実際、ジャパンCは勝ったカランダガンから0秒6差の4着に敗れている。斉藤崇師とすれば、万全の状態に持っていくためにもう1~2週の間隔が欲しかったところではないだろうか。なぜなら斉藤崇厩舎は一定以上のレース間隔を取った時に成績が安定しており、特に重賞ではその傾向が顕著に出ているからだ。
【斉藤崇史厩舎のレース間隔別JRA重賞成績】
~中2週:【0-1-0-21】(0.0%/4.5%/4.5%)
中3~4週:【2-5-2-35】(4.5%/15.9%/20.5%)
中5週:【4-7-4-18】(12.1%/33.3%/45.5%)
中6~7週:【6-4-2-23】(17.1%/28.6%/34.3%)
中8週~:【17-10-10-93】(13.1%/20.8%/28.5%)
※()内は左から勝率、連対率、複勝率
同厩舎のレース間隔別成績を見ても分かる通り、斉藤崇厩舎は短い間隔では苦戦気味。一方で、今回のクロワデュノールが臨む中5週かそれ以上で成績は跳ね上がる。特に中6~7週の勝率は目を引くものがある。

