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「最大で11㎏まで食べられる」“日本一”の男が語る、大食い業界の過酷すぎる舞台裏「月の食費は50万円」

「最大で11㎏まで食べられる」“日本一”の男が語る、大食い業界の過酷すぎる舞台裏「月の食費は50万円」

◆MAX鈴木が明かす「大食い用トレーニング」

MAX鈴木
MAX鈴木氏
 そもそも大食い用のトレーニングとは何なのか。フードファイターのレジェンドであるMAX鈴木さんは、大食い用トレーニングのノウハウを確立したベテランだ。もちろん、胃に大きな負担をかける行為であり、一般の人が安易に真似すべきものではないが、その前提で、彼が編み出したトレーニング内容を公開できる範囲で教えていただいた。

 まず重要なのは、「胃袋の拡張」だ。MAX鈴木さんの場合、炭水化物をお腹いっぱいまで入れた後、水やジュースなどの水分を摂取し、胃の中で膨張させることで、少しずつ許容量を高めていくという。

 さらに、本番で出される「食材への対応力」も欠かせない。例えば、ラーメン対決が予想される場合は、手首に重りをつけた状態で箸を持ち、濡れタオルを持ち上げて手首を鍛える。また、咀嚼が必要な食材の場合は、奥歯で噛むと顎全体を動かすために疲れやすい。そこで、前歯だけで細かく噛む「ハムスター食い」を修練するのだという。

「疲労で顎が機能しなくなり、噛めずに大きい状態のままの食材を飲み込んでも、それは胃袋のなかで“下手なテトリス”をしているだけ。食材を細かく刻み、“うまいテトリス”をする必要があります」(MAX鈴木さん)

 単に胃袋が大きいだけでは勝てない。食材の種類、噛み方、胃の中での収まり方まで計算する。大食いの世界では、見た目以上に緻密な技術と準備が必要なのだ。

【Ryu】
2026年『最強大食い王決定戦』優勝。わんこそば1300杯や10kg超級チャレンジの完食など数々の実績を持ち、スピードと持久力を兼ね備えた競技スタイルで注目を集める。トレーニングと大食いを両立しながら競技に真摯に向き合い、「日本一」に満足することなく世界トップレベルを目指して挑戦を続けている。

【MAX鈴木】
フードファイター。EATers代表取締役社長。’15年に『元祖!大食い王決定戦』で新人ながら優勝を果たし、’17年、’20年にも同大会で優勝。国内外の大会で活躍している、まさに大食い界のレジェンド

<取材・文/寺西ジャジューカ>

【寺西ジャジューカ】
1978年、東京都生まれ。2008年よりフリーライターとして活動中。得意分野は、芸能、音楽、(昔の)プロレス、ドラマ評。『証言UWF 最後の真実』『証言UWF 完全崩壊の真実』『証言「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!」の真実』『証言1・4 橋本vs.小川 20年目の真実 』『証言 長州力 「革命戦士」の虚と実』(すべて宝島社)で執筆。
配信元: 日刊SPA!

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