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南野、三笘に続き、遠藤まで…主軸を欠いた日本代表がオランダ代表に勝つ手段を考える「狙うべきは“慢心”」

南野、三笘に続き、遠藤まで…主軸を欠いた日本代表がオランダ代表に勝つ手段を考える「狙うべきは“慢心”」

いよいよFIFAワールドカップ2026が開幕した。グループFに属する日本代表は、アメリカのダラスで現地時間14日15:00(日本時間15日5:00)に、オランダ代表との初戦を迎えることになる。過去3回戦って1分2敗と1度も勝ったことがない相手との対戦になるが、「目標は優勝」と公言する日本代表にとっては負けられない相手であり、いきなりグループリーグの山場を迎えることになった。

遠藤航
急遽離脱した遠藤航。現地ナッシュビルでの合宿では、リラックスした表情で練習に臨んでいたのだが…… ©産経新聞

◆出場国増でより過酷な大会に

今大会はアメリカ、メキシコ、カナダの3カ国共催で行われる。また、出場チームも48カ国に増え、過去最大の大会となる。規模が大きくなったというだけではない。全体の試合数が増えただけでなく、優勝するまでの最大試合数も増えた。暑さのなかで試合数も増え、過酷な日程になったともいえる。

さらに、今回は気温などの環境以外にもチームによっては移動、標高差、時差といった問題ものしかかってくる。英サッカー専門メディア『Squawka』の調べによると、グループリーグ3試合で最も移動を強いられるのはキュラソーで1万キロ超となっており、開催国のひとつメキシコが最少で1000キロちょっととなっている。また、メキシコの開催都市メキシコシティ(標高約2300メートル)とグアダラハラ(標高約1600メートル)はいわゆる高地といわれるところで、高地順応を強いられるチームもある。ちなみに、チェコは3試合合計で約3300メートルの高低差を味わうことになっている。

日本代表に関していえば、グループリーグでの総移動ルートは約7500キロ超となり、8番目に道程が長い。同じグループFのオランダは約3600キロ、チュニジアは約3200キロ、スウェーデンは約2700キロとなっており、日本だけが倍以上の距離を移動しなければならない。標高差はグループリーグでは支障があるほどの差はないが、仮に3位通過だった場合、決勝トーナメントの1回戦、2回戦をメキシコシティで戦う可能性も出てくる。そうなると実質2日間で、2000メートル近く高くなる環境に順応しなければならなくなってしまう。

初戦のオランダ戦ではさほど過度の負担になることではないが、時を追うごとにゆがみは出てくる。大会期間中のコンディション調整は重要であり、初戦のオランダ戦で勝ち点を得ることで、のちの戦いを楽に進められることがわかる。

◆キャプテン離脱の逆境をどう見るか

さて、そのオランダにどうやって勝つのかーー。オランダはワールドカップの優勝経験こそないものの、過去に3回もファイナリストに名を連ねている。2018年のロシア大会では予選で敗退してしまったが、前回のカタール大会ではベスト8に進出。2024年にはヨーロッパの国々でタイトルを争うEUROでベスト4入りを果たしている。ポーランドなどと同組になった予選は無敗で突破を決め、今回こそ優勝と意気込んでいる。

強豪と初戦で戦うことになった日本だが、ここ数年で相手が優勝候補であろうと勝てるということを実力で証明してきた。以前のような絶対的な差はなく、十分に勝てる可能性を秘めている。それでもフィルジル・ファン・ダイクやコーディ・ガクポなどワールドクラスをそろえるオランダは強く簡単な相手ではなく、グループリーグの最難関であることは間違いない。

しかも、日本は南野拓実や三笘薫ら主軸を負傷で欠くなか、キャプテンの遠藤航も欠くことになってしまった。メディカルスタッフは何をもってOKを出したのか、代替招集したのがFWの町野修斗だとか疑問を感じる部分はあるが、いずれにしても遠藤が離脱した影響は決して小さくない。だからといって、オランダに勝てないかというと、それは違う。今の日本はそれほど選手層は薄くない。マインド面、メンタル面を考慮すると、遠藤の代わりなど存在しないが、そういった精神面も含めて補い合えるだけの選手はそろっている。

日本は主軸を欠く状態だが、これまで積み上げてきたものを発揮すれば十分に勝つチャンスはある。先に挙げたファン・ダイクやガクポなどに代表されるように、オランダの選手は体が大きく速くて巧みな選手が多い。速くて巧みという点では日本も負けてはいないが、高さは如何ともし難く平均身長は4センチ近く差がある。とはいえ、オランダはロングボールを多用するチームではない。それゆえに注意すべきはセットプレーになる。特にファン・ダイクはDFながらヘディングシュートの技術も一級品で、マークをはずすのもうまく、隙を見せればたちまちやられてしまうだろう。


配信元: 日刊SPA!

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