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55歳妻、夫の死後に年金だけで暮らせるか不安【FP家計簿診断】

老後の年金見込み額を整理すると

頂いた情報でSさん夫婦の老後の年金見込み額を整理してみましょう。

ご主人(65歳以降) 
    老齢基礎年金:77万円 
    老齢厚生年金:130万円 
合計:年間207万円

Sさん(65歳以降) 
    老齢基礎年金:77万円 
    老齢厚生年金:40万円 
合計:年間117万円

Sさん夫婦が65歳以降に受け取る年金合計額は207万円+117万円=324万円/年となります。

夫が亡くなった場合の遺族厚生年金は

遺族厚生年金は、基本的に
「亡くなった方の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3」
が目安になります。ご主人の老齢厚生年金を概算してみると

老齢厚生年金130万円 × 3/4 =約97万円/年

となります。ただし「自分の厚生年金」との調整があります。遺族厚生年金は下記のように「自分の老齢厚生年金を優先して受給し、足りない分を遺族厚生年金で補う 」という仕組みとなっています。

画像/日本年金機構 遺族年金ガイド(令和8年度版)

Sさんはご自身の老齢厚生年金(40万円)も受給します。よって、Sさんが実際にもらう65歳以降の年金は一般的に下記のように計算されます。

Sさんの年金:老齢基礎年金+老齢厚生年金
77万円+40万円=117万円

Sさんがもらう調整された遺族厚生年金:夫の遺族厚生年金-Sさんの老齢厚生年金
約97万円-40万円=57万円

Sさんのもらえる年金額
117万円+約57万円=約174万円/年(月額約14.5万円)

この額が一つの目安となります。夫の年金を全部引き継げるわけではありません 。
遺族厚生年金はかなり制度が複雑です。

・ご主人の厚生年金の内訳 
・加給年金の有無 
・経過的寡婦加算 
・中高齢寡婦加算 
・報酬比例部分の正確な額 
・繰下げ受給をするか       

などで変わります。

遺族厚生年金等については見直しが進んでいるため、古いネット記事や本だと制度説明が現況と違う場合があります。

そのため、「日本年金機構」「厚生労働省」「遺族年金ガイド」等で最新の状況を確認し、正しい情報を得るようにしておきましょう。

年金事務所で具体的な金額を確認しておこう

年金事務所で「老齢年金、遺族年金の概算相談」をすると、かなり具体的な金額まで教えてもらえます。

年金事務所の窓口は予約優先制となっており、予約なしで訪問すると長時間待たなければいけない場合があります。事前に予約受付専用電話(0570-05-4890) または、インターネット予約 で日時を予約してから相談することをおすすめします。

配信元: mymo

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