家計管理のアドバイス
老後の生活費を具体的に計算しよう
老後のお金は「老後の生活費」とひとくくりに考えず、例えば下記のように期間を区切り、その段階での収入と支出をざっくりでよいので数字で書き出してみましょう。
・夫が退職して先に年金を受け取り妻が働いている期間
・夫と妻、二人とも年金を受け取っている期間
・どちらかが亡くなって一人暮らしになった期間
Sさんの場合、住宅ローンと車のローンはあと5年で終わるとのことですので支出が17万円ほど減少し、貯金10万円も停止すれば合わせて27万円の支出が減ることになります。これからの収入と支出の変化を明確にしてみましょう。
ご友人のご主人が亡くなられたことで老後の年金が不安になるお気持ちはよく分かります。何歳まで働くか、夫と妻の老後の年金額、収入と支出の内容は百人百様です。
Sさんご夫婦の老後の年金の内容を遺族年金も含めて確認し、今後のライフプランの変化によって生じる収入と支出を「見える化」してみましょう。漠然と不安を抱えるのではなく、分かることを数字にして書き出していくことで、なにが不安なのかを明確にでき、備えることができます。
アドバイスを受けたSさん談
年金にも種類があるのですね。まず2種類あることを理解していませんでした。
さっそく「ねんきん定期便」を準備して年金事務所に行ってきました。具体的な金額を提示していただいてひとまず安心しました。基本的な年金の仕組みをおさえた上で相談に行ったので理解が進みました。将来の年金を踏まえてこれからのお金の使い方を考えていきたいと思います。
家計簿診断を終えて
【画像出典元】「stock.adobe.com/ArtSync Studio」
人生100年時代を迎え、65歳で退職したとして100歳まで35年あることになります。老後の収入の軸となる老齢年金の金額と、遺族年金の金額は50代で早めに確認しておくことをおすすめします。今後制度改正があることも踏まえ、2~3年に一度など定期的にチェックしておくとより安心です。