◆投げ銭に頼らず続けていくには…
これまでのアーカイブを確認すると、専門的な音楽機材やAV機器の紹介が中心で、1万回再生を超える動画も少なくない。ライブ配信でゆるく関係を築いたユーザーが、チャンネル登録者となり、動画の視聴者として定着していく可能性もある。光のおじさんにとって配信は、目先の投げ銭を集める場ではなく、長く付き合えるファンを育てる場となっているのだ。このように、自分のペースで気軽に配信を続ける光のおじさんは、「絶対に稼げるネタがない限り、事務所に入るのは慎重に考えたほうがいい」と、最後にこう忠告してくれた。
「一時期、そういう事務所の人たちが明らかに稼ぐ見込みが薄そうな人まで勧誘していて、その人たちは『時給が出るから、これで食っていけます!』とか息巻いていたんですが、もう全員やってないですね。あと、事務所に入っている知人のライブ配信に出たときに、数万円の投げ銭もあったんですが、配信後に話を聞いたら同じ事務所の配信者がしてくれたって聞いて、これじゃ続かないだろうなと思いました。だから、絶対に稼げるネタを持ってない人が事務所に入ったら、遅かれ早かれ疲弊してしまうでしょうね」
=====
好きなことで稼げる。スマホ1台で人生を変えられる。そんな甘い言葉に惑わされず、配信を副業にするなら、大きな夢を見る前に、まず「どこで引き返すか」を決めておくことが大切なのかもしれない。
<取材・文/橋本未来>
【橋本未来】
主に関西圏で広告関係やマガジン系の仕事をしながら、映像の企画・構成なども手掛ける。芸人さんやちょっと変わった経営者さんなどの話を聞くのがライフワーク Twitter:@h_mirai1987

