アスペルラ・オリエンタリスの育て方のポイント
用土

アスペルラ・オリエンタリスは乾燥気味の土を好むため、水はけのよい土に植えることがポイントです。市販の草花用培養土でも問題なく育ちますが、鉢植えの場合は底に軽石を敷くなど、水はけをよくするのがポイントです。
水やり

地植えの場合は、根付いたら基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。ただし過湿になると根腐れを引き起こすため、水やりは土の表面がしっかり乾いてから。目安としては、鉢土の表面が白く乾いてから与えるようにしましょう。開花中は花に水をかけないよう、株元にそっと水を与えます。
肥料

地植えの場合、肥えた土であれば特に肥料を施す必要はありません。
鉢植えの場合、基本的に培養土には元肥となる肥料分が含まれているため、それ以降は開花中に固形肥料を一度、液体肥料なら数回与える程度で十分です。液体肥料は春~開花時期に適宜与えるとよいでしょう。
注意する病害虫

病害虫の心配はほとんどなく、初心者でも育てやすい植物です。特別な病害虫対策は不要ですが、日頃から適切な環境で管理し、株の状態をチェックすることで健康に育てることができます。
アスペルラ・オリエンタリスの詳しい育て方
種まき

種まきの適期は、秋なら9月下旬~10月中旬、春なら3月中旬~4月中旬です。ただし高温多湿に弱いため、秋に種子を播いて苗で冬越しさせ、初夏に花を楽しむほうが育てやすいです。春まきの場合は苗で夏越しして秋に花を楽しめますが、夏の栽培が避けられないため、寒冷地向きです。発芽率はさほど高くないので、多めに播いておくと安心です。
【種まきの手順】
- ポットに数粒ずつ種子を播き、軽く押し込んだあと薄く覆土する。
- たっぷり水をやり、芽が出てきたら間引きを行いながら苗を育てる。
- ある程度成長したら鉢や地植えで育てる。
苗の選び方
苗を購入する際は、葉の色が鮮やかで引き締まった株を選び、つぼみがたくさんついたものを選ぶのがおすすめです。
植え付け

アスペルラは地植えでも鉢植えでも栽培可能です。購入した苗は植え替えて楽しみましょう。植え付ける際は、暑くなる前に植え付けるとよいでしょう。
茎は自然に分枝し、こんもりとしたブッシュ状に成長するため、花壇のフロント部分や寄せ植え、ハンギングバスケットなどに利用すると見栄えがよくなります。
日常のお手入れ

【花がら摘み】
花がら摘みをこまめに行うことで、花を長く楽しむことができます。花が変色したら、引き抜くようにして取り除きましょう。
夏越し

アスペルラは高温多湿に弱いため、夏を越すことはできません。日本では夏前までの一年草として楽しむ植物であり、基本的には秋に種まきをし、初夏までの間に育てて花を楽しみ、夏には役目を終えます。
増やし方

アスペルラは一年草ですが、その可憐で育てやすい特性から、毎年育てているという人も少なくありません。花が終わったあとにすぐ摘み取らずそのままにしておくと、種子ができるので、採種した種子を使って翌年また育てることができます。
環境に合えばこぼれ種が発芽することも
アスペルラ・オリエンタリスの花をそのままにしておくと種子ができ、その種子が落ちて、適切な環境にあれば自然に発芽する場合もあります。もし発芽しているのを見つけたら、必要に応じて移植をし、育ててみましょう。
採種方法
アスペルラ・オリエンタリスの種子は非常に小さく、採取には少しコツが必要です。花が咲き終わり、茶色く熟したら、花茎から切り取って紙袋などに入れ、乾燥させます。乾いたらもみほぐして種子を取り出しましょう。
アスペルラを栽培する際の注意点

アスペルラは比較的育てやすい植物ですが、高温多湿には弱いため、水の与えすぎには注意が必要です。特に鉢植えの場合は根腐れに注意し、土の表面が乾いてから水やりを行うよう心がけましょう。
実生で育てる場合は、寒冷地以外では秋まきがおすすめです。春まきは夏越しが難しくなるため注意が必要です。
アスペルラの茎は細く繊細で、花の時期には折れやすくなるため、移動や手入れの際はやさしく扱いましょう。開花中の水やりも花にかからないよう、株元から丁寧に与えることがポイントです。
春から初夏の花・アスペルラの栽培を楽しもう

アスペルラは一年草ですが、一度育ててみると毎年でも育てたくなる魅力的な植物です。地植えでも鉢植えでも育てることができるため、場所やスタイルを選ばず取り入れられます。高温多湿に注意して、ぜひアスペルラを育ててみてはいかがでしょうか?
Credit 文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
