3.【施工方法別】マンションの窓リフォームの費用相場・特徴
マンションの窓リフォームには、おもに以下3つの施工方法があります。
内窓設置|マンションでも実施しやすい
ガラス交換|使い勝手はそのままに断熱性が上がる
外窓交換(カバー工法)|サッシの断熱性も上げられる
ここからは、それぞれの工法の費用相場と特徴を順番に解説していきます。
3-1.マンションでも実施しやすい「内窓設置」
| 費用 | 1窓あたり約6〜15万円 |
|---|---|
| メリット |
マンションでも実施しやすい 費用が比較的安い サッシの色で部屋の印象を変えられる |
| デメリット |
開閉の手間がかかる 掃除が大変になる |
内窓リフォームは、既存の窓の内側にもう1枚窓を設置する工法です。窓と窓の間に空気層ができることで、外からの暑さ・寒さ・騒音が伝わりにくくなります。
既存の窓を壊す必要がなく、1窓あたり1時間程度で施工できる手軽さが特徴です。それぞれの窓にロックがつくため防犯性も向上します。
ただし、窓の開閉が2回必要になる点には注意が必要です。
あまり開け閉めしない窓なら問題ありませんが、バルコニーへの出入りが多い掃き出し窓などでは不便に感じる可能性があります。
>>【事例あり】マンションで二重窓(二重サッシ・内窓)を取り付けるリフォームの費用相場
3-2.使い勝手は変わらず断熱性が上がる「ガラス交換」
| 費用 | ガラス1枚あたり約4〜15万円 |
|---|---|
| メリット |
窓の開閉が1回ですむ 費用が比較的安い |
| デメリット |
断熱性や防音性は上がるが効果は限定的 サッシの結露や隙間風には効果なし |
ガラス交換リフォームは、既存の単板ガラス(一枚ガラス)を、複層ガラスや真空ガラスなどの高性能ガラスに交換する工法です。ガラスとガラスの間に空気層や真空層ができることで、断熱性や防音性が向上します。
ガラスのみを交換するため、内窓のように見た目や使い勝手が変わらない点がメリットです。
ただし、他の工法と比べて効果は限定的です。十分な効果を得るには、なるべく性能の高いガラスを選ぶ必要があります。
また、サッシ部分の結露や隙間風は解消できない場合があります。
3-3.サッシの断熱性も上げられる「外窓交換(カバー工法)」
| 費用 | 1窓あたり約10〜30万円 |
|---|---|
| メリット |
開閉しやすい 古い窓のがたつきや隙間風も改善できる ガラスとサッシの性能アップができる |
| デメリット |
マンションでは実施できないことが多い 費用が比較的高い |
外窓交換リフォームは、窓をサッシごと丸ごと交換する工法です。
既存の枠に新しい窓を被せる「カバー工法」であれば、外壁を壊さず室内側から施工できます。
この方法は、ガラスだけでなくサッシの断熱性も向上させられる点が最大のメリットです。
アルミサッシを樹脂サッシなどに交換することで、寒さや暑さを防ぎ、結露も軽減できます。内窓のように使い勝手が変わることもありません。
ただし、建物の外観や性能に影響するため、マンションでは管理規約により許可が下りず実施できないケースも多いです。
実施可否は管理規約に書いてありますので、一度規約を確認してみましょう。
マンションの内窓リフォームは予算50万円以内に収まる
マンションの内窓リフォームでは、すべての窓を施工しても補助金を活用すれば予算50万円以内に収まるケースがほとんどです。ただし、窓の多い角部屋などは50万円を超えるケースもあります。
実際にエール住研の矢部さんへ取材した際にも、以下のようなコメントをいただきました。

エール住研
矢部さん マンションの3LDKで全部の窓に内窓をつけたとしても、補助金を活用すると自己負担が50万円以内に収まることが多いですよ。
すべての窓を施工するのはハードルが高いという場合は、西日が強いリビングや日中長く過ごす部屋など、優先順位の高い窓から始めるのも1つの選択肢です。
また、補助金額や条件は毎年変動するため、検討中であれば早めに見積もりを依頼し、実質負担額を把握しておくと安心です。
なお、活用できる補助金制度については次章で解説しているので、参考にしてください。
4.マンションの窓リフォームの費用を抑える方法
マンションの窓リフォームは、工夫しだいで費用負担を軽減できます。おもな方法は以下の2つです。
補助金制度を活用する
複数の業者に見積もりを依頼する
それぞれ詳しく解説します。
4-1.補助金制度を活用する
窓リフォームは国の補助金制度が充実しており、うまく活用すれば自己負担額を大きく抑えられます。
2026年度にマンションで活用できる代表的な補助金制度は、以下の表のとおりです。
| 補助金制度 | 補助上限額 | おもな対象工事 |
|---|---|---|
| 先進的窓リノベ2026事業 | 最大100万円/戸 |
ガラス交換 内窓設置 外窓交換 玄関ドア交換(窓と同時施工時) |
| みらいエコ住宅2026事業 | 最大100万円/戸 |
開口部の断熱改修 躯体の断熱改修 エコ住宅設備の設置 など |
| 既存住宅の断熱リフォーム支援事業 | 集合住宅:最大15万円/戸 ※玄関ドア改修ありで上限20万円 |
高性能建材を用いた断熱リフォーム |
| 各自治体の補助金 | 自治体により異なる |
とくに注目したいのが「先進的窓リノベ2026事業」です。窓リフォーム単独で活用でき、補助額も最大100万円/戸と大きいのが特徴です。
なお、補助金制度には予算枠や申請期限が設けられており、年々補助額も縮小傾向にあるため、検討中であれば早めに動き出すことをおすすめします。
また、補助金事業に登録した施工業者でなければ申請できない制度が多いため、業者選びの段階で登録状況を確認しましょう。
以下の記事で各補助金制度の詳しい内容を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
>>【2026年度最新版】窓の断熱リフォームに使える補助金を解説!
4-2.複数の業者に見積もりを依頼する
窓リフォームを依頼する際は、必ず複数の業者から相見積もりを取りましょう。同じ工事内容でも業者によって価格や提案内容に差が出るため、相見積もりで適正価格を把握すれば、無駄な出費を防げます。
また、マンションの窓リフォームは管理規約に沿った提案が必要なため、マンションの施工実績が豊富な業者を選ぶことも重要なポイントです。
とはいえ、自分で複数の業者を探して比較するのは想像以上に手間がかかるもの。
なるべく会社探しや比較の手間を省いてリフォームを進めたい場合は、一括見積もりサービスの活用も検討してみましょう。
たとえば、リフォームガイドは以下のような特徴があります。
厳しい審査をクリアした優良リフォーム会社のなかから、マンションの窓リフォームに強い業者を無料で複数社紹介できる
補助金申請の実績が豊富な業者も紹介できるので、契約後は面倒な手続きも安心して任せられる
リフォーム会社からしつこい営業を受ける心配がない
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補助金の予算枠を逃さないためにも、まずはお気軽にご相談ください。

