5.マンションの窓リフォームの流れと期間
マンションの窓リフォームは、計画から完了まで1ヶ月半〜2ヶ月程度かかります。全体の流れと期間の目安は、以下の表のとおりです。
| 流れ・期間 | ポイント |
|---|---|
| ①業者選び (約3日〜1週間) |
マンションの施工実績が豊富な会社を選ぶ 一括見積もりサービスを使うと効率よく探せる |
| ②現地調査・見積もり (約1〜2週間) |
現地調査でヒアリングや採寸を実施する 後日提示されるプラン・見積もりを確認して契約する |
| ③管理組合へ工事の申請 (約2〜3週間) |
申請書類を提出して承認を得る 承認まで時間がかかるため余裕をもって対応する |
| ④工事 (約1〜2日) |
1ヶ所あたり1時間〜半日で完了する 家全体施工でも仮住まいがいらないケースも多い |
| ⑤補助金の交付申請 ※補助金制度により申請タイミングは異なる (業者が代行) |
工事完了・引渡し後に登録事業者が申請する 補助金の振込は交付決定から1〜2ヶ月程度かかる |
とくに、管理組合への申請は2〜3週間と時間がかかるため、夏本番に間に合わせたいのであれば逆算して早めに動き出しましょう。
>>リフォームの現地調査とは?実際の流れ・7つの確認すべきポイントを解説
6.マンションで窓リフォームをするときの注意点
マンションで窓リフォームをするときの注意点は、以下の4つです。
近隣住民へ配慮する
部品交換のみでもDIYは避ける
カバー工法は開口面積が小さくなる
ガラス交換だけだとサッシの結露は止まらない
1つずつ見ていきましょう。
6-1.近隣住民へ配慮する
マンションでの窓リフォームは、騒音や振動、職人の出入りなどで近隣住民に影響を与えるため、事前の挨拶や配慮が欠かせません。
とくに、両隣・上下階の住戸には以下のような内容を伝えておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
工事日程
時間帯
作業内容
外窓に手を入れるカバー工法は騒音や粉塵が出やすいため、ていねいに周知する必要があります。挨拶回りはリフォーム業者が代行してくれるケースも多いので、契約前に対応範囲を確認しておきましょう。
小さな手間ではあるものの、事前の挨拶があるかないかで近隣住民との関係性は大きく変わります。トラブルを避けるためにも、しっかり対応しておきたいところです。
6-2.部品交換のみでもDIYは避ける
マンションの窓は共用部分にあたるため、たとえクレセント錠やゴムパッキンなど小さな部品の交換であっても、個人の判断でDIYするのは避けてください。
無断で部品を交換すると、管理規約違反でトラブルに発展する可能性があります。
また、サッシは精密な構造になっており、DIYで触ると気密性や防水性が損なわれ、雨漏りや結露の原因になることも。
「これくらいなら自分で」と思える内容でも、必ず管理組合に相談のうえ、専門業者へ依頼しましょう。
6-3.カバー工法は開口面積が小さくなる
カバー工法は既存のサッシ枠の上から新しい枠をかぶせる工法のため、リフォーム後は窓の開口面積が少し小さくなります。とくに小さな窓で採光が少ない部屋の場合、リフォーム後に「思ったより暗くなった」と感じることもあります。
開口面積が気になる場合は、内窓設置やガラス交換など、ほかの施工方法と比較検討してみてください。
リフォーム後の開口サイズや採光の変化は、現地調査の段階で業者に具体的に確認しておきましょう。事前に把握しておけば、施工後のギャップを防ぎやすくなります。
6-4.ガラス交換だけだとサッシの結露は止まらない
ガラスだけを交換しても、サッシ部分の結露は止まらない可能性があります。結露はガラスだけでなく、サッシの表面温度が低いことでも発生するためです。
とくにアルミサッシは熱伝導率が高く、外気の冷たさが室内側に伝わりやすい素材です。そのため、ガラスが高性能になっても、アルミサッシが冷えれば結露は残ったままになってしまいます。
サッシの結露までしっかり解消したい場合は、樹脂サッシへの交換ができる「カバー工法」または既存の窓の内側に新設できる「内窓設置」を検討してみてください。

