自分が「できている」事実にも目を向けて
例えば、5000万円の住宅購入の話をしている時に10万円の火災保険料の話になると随分安く感じますが、日常生活の中で目にする10万円はかなり大きな金額に感じます。このように同じ数字でも提示の仕方によって感覚や判断が変わることを、「フレーミング効果」と言います。同じようなことがお金の管理の仕方にも見られます。
「毎月3万円貯蓄しよう」と頑張って取り組んでいても、毎月5万円貯蓄しているという人の話を聞いてしまうと「自分の貯蓄額は少ない」とネガティブな思考になるかもしれません。また「300万円貯めよう」と目標を設定して貯蓄を行っていても、いざその目標額を達成すると、300万円という額がなんだか小さく見え、満足感を得られないということもあります。
こうやってネガティブな解釈が知らず知らずのうちに大きな不安となり、メンタルに影響して、日々の生活でも充実感を得られないという悪循環に繋がることもあるでしょう。
FP相談の際には、そのような不安を抱える方に「しっかり貯蓄できていますよ。素晴らしいですね」とその方ができている事実をお伝えすると、とても安心されます。このように、できていない部分ばかりではなくできていることに目を向け、自分でしっかり自分のことを褒めることも意識して欲しいと思います。
節約やポイ活との付き合い方
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不安を少しでも減らすために、節約やポイ活などを行うのも良いと思います。しかし一方で、もしかしたらその活動が時間の無駄遣いになっていないかどうかも一度考えてみましょう。
交通費を節約しようとして移動時間が増え、疲れてしまった経験はないでしょうか?節約やポイ活は意識し過ぎるとそれ自体がストレスになることも考えられます。どちらも無理のない範囲で行うのが良いでしょう。今は様々なサービスがあり、広告を視聴することでポイントが貯まるものなどもあります。これらも楽しく付き合えれば良いのですが、似たようなサービスをいくつも利用して義務のようになってしまい、ただただ時間を消費してしまうのももったいないものです。
たとえば500円の割引クーポンを得るために30分かけたとします。その人が時給換算で1500円、30分に換算すると750円分の仕事をしているなら、時間コストの観点では割に合わない行動を取っていることになります。節約の効果を、かかった時間と比べてみる習慣をつけましょう。そして「時間は貯蓄できない」ということを意識しましょう。