◆昔は雑だったけど、今は時代が変わった
――企画女優の時からは20年近く時間が過ぎています。業界も変化していたのでは?月野:まず、撮影前には性病検査の結果を見せ合いますし、台本に書かれていないことは絶対にやってはいけないというルールがあります。そうした取り決めがしっかりしていることに加えて、撮影前には必ず契約書を交わします。そこが大きな違いですね。
私自身、昔は契約書を見た記憶も、書いた記憶もなかったですね。企画女優だと、一対一での撮影や写真だけの仕事も多くて、そんな時に「事務所を通さずに仕事を受けてくれないか」と撮影中に交渉されることもありました。そちらのほうが高いギャラを払う、という話をされるんです。闇営業ですね(笑)。でも、今はそういうことはまずありえません。
それに、本当に女優ファーストというか、撮影中もスタッフの皆さんが細かく気を配ってくれます。「こんなに女優に対して気を使ってくれるんだ」と驚くくらいです。だから安心して今は仕事をさせていただいています。
<取材・文/海老原一哉>
【海老原一哉】
1980年生まれ。ライター。元夕刊紙記者。週刊誌での人物インタビューなどを中心にカルチャー、芸能、スポーツなど幅広い分野を取材。ジャンルを超えて「異端」とされる人物、テーマを追いかけている。

