今回は「迷惑ドライバー」たちの暴挙を紹介する。

◆一方通行を逆走する女性が
ある日、町田諒太さん(仮名・43歳)が家族を駅まで送り、家に戻ろうとした時のこと。「駅周辺の入り組んだエリアから抜け出すために、一方通行の細い道をゆっくり走っていたら、前方から明らかに逆走状態の軽自動車が進入してきたんです」
車一台がやっと通れるほどの道で、すれ違うことはできない。道交法的にも軽自動車は引き返すべき状況だった。
「軽くクラクションを鳴らしたんですが、軽自動車を運転していた中年女性は悪びれる様子もなく、むしろこっちを上回る勢いで激しくクラクションを鳴らしてきたんです。自分の背後には後続車も来ていて、どうしようかと頭を抱えました」
標識を見落として自分が正しいと思い込んでいるのだろうと推測した町田さんは、教えてあげることにした。
「車を降りて、軽自動車の側まで行き、『ここは一方通行ですよ』と丁寧に説明しました。ところが、女性は呆れたような口調で『何言ってるのよ! 今日は日曜日よ。一方通行なわけないじゃない!』と言うんです」
その一方通行は曜日限定のものではなく、過去にもそのようなことはなかった。勝手なマイルールを大声で押し付けてくる中年女性に、町田さんはただ驚くしかなかった。
◆身勝手なマイルールを主張…
「我々のやりとりを見かねた後続車の運転手も車から降りて加勢してくれて、二人掛かりで説明したんですが、それでも女性は『何言ってるのよ! 日曜日だから一方通行はなし!』と謎の主張を繰り返すばかりでした」埒が明かないと悟った町田さんは、スマホのカメラで標識を撮影し、その写真を見せることにした。
「赤地に白い横棒の車両通行禁止の看板と、『終日』と書かれた補助標識を拡大して見せたんです。それでも女性は『日曜日は一方通行なわけがない!』と叫ぶばかりで……これはもう、どうしようもないなと痛感しましたね……」
その間にも町田さんの車の後ろには、車が連なっていく……。
「狭い路地は完全に身動きが取れない状態になってしまったんです。クラクションもガンガン鳴らされて……。文句を言ってくる人もいて、困り果てました」
だが、そうした怒りの声が事態を動かすことになった。

