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銀行員「あなたには貸せません」…ゴールドマンサックスに勤めているのに、謝絶された30代会社員。一転、4年後にメガバンクから2.9億円の物件で融資95.5%の“異常値”を引き出せたワケ

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不動産投資を成功に導く「3つ」の着眼点

正しい融資戦略の土台となるのが、質の高い「物件を見抜く目」だ。私が実践している、プロの思考プロセスをあなたにインストールしよう。

1.エリア選定…不動産投資は「融資」から逆算する

不動産投資は「融資から考える」ことが大原則だ。買えない物件を探しても意味がない。

◎金融機関の融資対象エリアを把握する

まず、あなたが使える金融機関が、どのエリアを融資対象にしているかを確認する。これが、あなたの戦場となるマップだ。

◎賃貸市場の需給バランスを調査する

候補エリアの賃貸ポータルサイトで、検討物件と類似の物件がいくつあるか、家賃はいくらかを調べる。供給過多になっていないかを確認する。

◎地元の仲介業者にヒアリングする

Webだけでは分からない「生の情報」を得るため、現地の仲介業者に電話する。「このエリアで探している人はどんな層ですか?」「空室が出たら平均で何ヶ月で埋まりますか?」と聞く。「3ヶ月以内には埋まりますね」という答えが引き出せれば、そのエリアの需要は堅調だと判断できる。

2.物件選定…利回りではなく「キャッシュフロー」を重視

利回りだけに騙されてはいけない。不動産投資の場合、利回りとはいわゆる「表面利回り」を指す。計算式でいうと「表面利回り=満室時年間賃料収入÷物件価格」である。

しかし重要なのは、あなたの手元にいくら現金が残るかだ。そこで、物件選びの一次的なスクリーニングの基準として「キャッシュフロー(CF)率」という指標を使って機械的に判断するのが良い。

CF率=(純収益-年間返済額)÷物件価格

私は「CF率1.5%以上」を詳細検討に進む基準としている。2%を超えれば即買い付けだ。「純収益」とは、「総収益-総費用」で計算されるが、総費用の計算は簡単ではないため、一次スクリーニングの段階ではざっくりと「総収益×75%」としても良い。

金融機関が担保価値として重視する積算価格がどんなに高くても、この基準をクリアしない、つまりキャッシュフローが出ない物件には、私は原則として手を出さない(例外はある)。

3.資料確認と現地調査で「噓」を暴く

書類上の数字は、いくらでも良く見せられる。あなたの仕事は、その裏に隠された真実を見抜くことだ。一例として、物件資料の中でも最も重要な資料の一つである「レントロール」の見方を教えておこう。レントロールとは、その物件の全入居者の賃貸借契約条件の一覧表のことだ。

◎レントロールの危険サイン

(1)相場とかけ離れた家賃設定

周辺相場より不自然に高い、あるいは安い部屋はないか? 高すぎる場合、その入居者が退去した途端に収益が下落する。

(2)最近の不自然な入居集中

売却直前に、実態のない入居者(サクラ)を入れて利回りを偽装しているケースも稀にある。

(3)高すぎる「想定」家賃

空室部分の家賃が、相場より高く設定されていないか? これは利回りを良く見せるための典型的な罠だ。

◎現地調査での物件チェックポイント5選

(1)外壁

ひび割れ(クラック)や、指でこすって白い粉がつくか(チョーキング)を確認。将来の修繕費に直結する。

(2)屋上防水

浮きや割れはないか。雨漏りの原因になる最重要ポイントだ。

(3)全戸の電気・ガスメーター

電力量計のメーターが回っているか、ガスの元栓は開いているか。レントロールの入居状況と実際の稼働状況が一致しているかを確認する。

(4)周辺の競合物件

隣のアパートのベランダに洗濯物は干されているか。エリア全体のリアルな空室率を把握する。

(5)境界杭や塀

隣地との境界は明確か。将来のトラブルの種を摘み取る。

小原 正徳

株式会社不動産科学研究所 代表取締役

投資家・事業家/不動産鑑定士/宅地建物取引士

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