◆渋滞に直面し、徐々に様子がおかしくなっていった
そもそも、Aさんとのドライブデートはこの日が初めてだった町田さんだが、彼の「運転は得意」の言葉を信じており、特に不安は感じていなかったそう。しかし、いざ高速を走り出すと……。「大型連休の影響も受ける週末だったので、高速道路はもうそれはそれは大混雑していて。それでも当初は、楽しい会話をしながら走れていたんです。けれどAさんの口数は徐々に少なくなっていき、苛立ちが伝わってくるようでした。その程度ならまだ我慢できたかもしれませんが、Aさんの機嫌はどんどん悪化していったんです。ただでさえ渋滞しているのに、前の車との車間距離をギリギリまで詰めたりと、おかしな運転をするようになっていきました。
空気を変えたいと思い、途中のサービスエリアで休憩を取ることにしましたが、まあ混んでいますよね。駐車場の空きスペースすら奪い合いしないといけないほどでした。やっとの思いで駐車できても、一緒に喜ぶなんてもってのほか。そんな素顔を見たことがなかったので戸惑いました」
◆ハンドルを握るとキャラが変わるタイプだった
だが幸いにも、休憩を挟んだことで高速道路の混雑具合は改善された。ようやく落ち着いた道中になると思った町田さんだったが、その考えは脆くも崩れ去る。「予定の時間より遅れているからと、法定速度を大幅にオーバーした速度を出し始めたんです。スポーツカーだからすごい勢いで加速するし、助手席に乗っているのがもう怖くて……。


