◆実家に到着した瞬間、別れを告げた
運転中に激変したAさんを見て、一気に冷めた町田さん。結婚するのは無理だと悟ってしまう。「Aさんの実家に到着し、車を降りたところで『別れよう』と告げ、タクシーを呼びました。Aさんは呆気にとられていましたが、私はおかしな運転をする人とは結婚できないと理由を説明し、彼の両親とは会わずに新幹線でひとり帰ったんです。何度もAさんから電話が来ましたがすべて無視。指輪も返すから、結婚はなかったことにしてほしいとLINEを送りました。

「あおり運転男」とうっかり結婚するところだった町田さんは、アプリで出会う男には長距離の運転をさせてみるべきと強く主張する。
「やっぱり運転には人柄が出ますよね。とくに、渋滞している高速道路や、複雑な裏路地を走らせるとよいのかも。結婚生活を営む上では、ピンチにどんな対応をするのかが、間違いなく重要なポイントだと思いますし。
Aさんのように事が思い通りに運ばないからと、イライラして周囲に当たり散らす人は、結婚後にはDV男に豹変したところで、なんら不思議はないじゃないですか。寂しさや後悔は微塵もなく、婚約破棄で済んでラッキーだったなと、安堵しています」
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結婚前には長距離ドライブ。手垢のついたアドバイスのようだが、その実用性を侮ることはできなさそうだ。
<TEXT/高橋マナブ>
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◆■「ハンドルを握ると人が変わる」が、シャレで済まない時代に
冒頭でも触れましたが、あおり運転は2020年6月の道路交通法改正で「妨害運転罪」が新設されて以降、軽い違反では済まない犯罪行為として位置づけられています。車間距離を異常に詰める、急ブレーキを踏む、進路を塞ぐ――こうした行為で他の車両等の通行を妨害すれば、最大3年の拘禁刑。著しい交通の危険を生じさせた場合は最大5年の拘禁刑となり、加えて運転免許の取消処分の対象にもなるという、かなり重い処分が科されます。

