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「銀行に勧められて…」「手続きのつもりが…」退職金や相続で大金を手にした5人。共通する〈後悔の理由〉【CFPが警告】

「銀行に勧められて…」「手続きのつもりが…」退職金や相続で大金を手にした5人。共通する〈後悔の理由〉【CFPが警告】

「預金のままではもったいない」外貨建て保険に預けた末の“大きな損失”

退職金を受け取り、外貨建て保険に資金の大半を預けたEさん(50代・女性)のケースもあります。

「預金のままではもったいないと思ったんです」とEさんは話します。また、「米ドルだけでなく豪ドルにも分けているので、分散できていると思っていました」とも語っていました。

しかし、どのような仕組みで運用されているのか、自分でも十分には理解できていなかったそうです。時間が経つにつれ、「本当にこのまま持ち続けていいのだろうか」「もっと損をするのではないだろうか」という不安が大きくなっていきました。

最終的には我慢できず解約し、結果として大きな損失を確定させることになりました。「解約したのでスッキリしました」と話していましたが、商品の特徴やリスクを理解できていれば、まったく違う判断もあったかもしれません。

【CFPが解説】まとまったお金を受け取った5人に共通していた「後悔の理由」

5人の事例に共通しているのは、決して金融商品そのものが悪かったわけではないということです。

相続、退職金、死亡保険金。まとまったお金を受け取ると、「お金を預金のままにしておいて大丈夫なのだろうか……」と考えるのは自然なことです。そのときに勧められた商品が、渡りに船のように感じられたのかもしれません。しかし、投資に興味を持つことと、その場で契約することは別です。

多くのケースで、「信頼している人が勧めてくれたから」「金利がよいといわれたから」「分散できていると思ったから」という理由で行動しています。けれども共通していたのは、商品を十分に理解しないまま契約していたことでした。

わからなければ持ち帰る。家族に相談する。改めて説明を受ける。それらも立派な判断です。

大切なのは、「何を買うか」ではなく、「このお金を何のために使いたいのか」を考えることです。お金を増やす方法を探す前に、お金の役割を考える。それが後悔しないための第一歩ではないでしょうか。

京極 佐和野

FPオフィスミラボ 代表

1級ファイナンシャル・プランニング技能士/CFP®/キャリアコンサルタント

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