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松木安太郎「日本のサッカー史上、最も難しい仕事をした」Jリーグ開幕初年度に「ヴェルディ川崎」の監督を引き受けたワケ

松木安太郎「日本のサッカー史上、最も難しい仕事をした」Jリーグ開幕初年度に「ヴェルディ川崎」の監督を引き受けたワケ

◆父の背中から学んだ、覚悟の決め方

そんな武士道的な原点を、松木は父の背中から学んだそうだ。

「僕の父は特攻隊の生き残りでね、献身的に尽くすということの大切さを小さい頃から聞いていた。そんなことも影響していたのかもしれませんね」

一度決めてしまえばあとは進むのみだった。

「母方の家は日本橋の老舗のうなぎ屋、父の方の祖父は十両の力士。僕はそんな江戸っ子気質を受け継いでいるから、一度決めたら引けないんです」

当時の覚悟を笑顔で振り返る。

「これは書いてほしいんだけど」

そう前置きをした。

「日本のサッカー史上、最も難しい仕事をしたのは、僕だと思う」

控えめではあるが、松木は少しだけ胸を張った。

<TEXT/海老原一哉>

【海老原一哉】
1980年生まれ。ライター。元夕刊紙記者。週刊誌での人物インタビューなどを中心にカルチャー、芸能、スポーツなど幅広い分野を取材。ジャンルを超えて「異端」とされる人物、テーマを追いかけている。
配信元: 日刊SPA!

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