「あれは何?」秋の庭で視線を独占する、移ろいゆく秋色アジサイ

柑橘類の谷間に植わっている、近年人気の「秋色アジサイ」は牧さんのお気に入り。通常のアジサイは開花後、夏には茶色く退色しますが、この秋色アジサイ ‘マジカルレボリューション’は、初夏の開花から晩秋に至るまで、花色が変化して観賞期間がとても長い珍しいアジサイです。
【牧さんの庭の秋色アジサイの移ろう様子】

みずみずしい透明感のある初夏から、夏になって青色が退色して緑になり、夜温が下がってくると赤色に変化。晩秋になると赤みが黒みを帯びて、葉色も黄色になっていくので、秋の庭の表情を深めるのに活躍してくれるおしゃれプランツといえます。「6月頃の花には気にも留めない方が多いですが、秋になると赤花が目を引くようになり、『あれは?』と聞かれることが多くなります」と牧さん。

育て方は一般的なアジサイと同じで、地植えでは大して水をやりませんが、鉢植えではしっかりと水をやるようにしています。ただ、違うのは剪定のタイミング。一般的なアジサイの剪定は花後すぐに上から2節ぐらいのところでカットしますが、秋色アジサイは、秋まで色づいたガクを楽しむため、初夏の花後の剪定は行いません。

秋色アジサイは晩秋の花後に花をカットするので、やや草丈が高くなります。ですから、株の何割かを短く剪定して株をなるべく低く保つようにします。地植えの場合は枝数が多いので、多少花をつけない枝があってもボリュームには大して響きません。様子を見ながら、開花の本数や株の高さを調整していきます。
隣家の人たちも眺めて楽しめる!
日当たり抜群の裏の斜面にもアジサイがたくさん

敷地の西側にある日当たり抜群斜面は、隣の敷地からも見える場所なので、生い茂っていた笹などを伐採して、アジサイを草花と併せて植栽しています。斜面の上のほうは水が流れて乾燥しやすいので、アメリカ原産のアジサイをメインで植栽。水が流れてきやすい下のほうには、一般的な日本のアジサイを植えています。これで水やりの必要はありません。牧さんはここを“紫陽花の丘”と呼んでいます。


【紫陽花の丘に咲くアジサイ】



