脳トレ四択クイズ | Merkystyle

「後払い」でブラックリスト入り?知らぬ間に陥る借金地獄と対処法

知っておきたい、後払いサービスの5つのデメリット

ユーザーがサービスを選べない
クレジットカードは自分でカード会社を選んで契約しますが、後払いサービスは異なります。利用するショッピングサイトが導入している後払いサービスを使わざるを得ないのが実情です。そのため、気付かないうちに複数の後払い会社と取引している、ということも珍しくありません。

支払い方法によっては法律(割賦販売法)の保護対象外になる
クレジットカードによる「2か月を超える後払い」「3回以上の分割払い」「リボルビング払い」などは、割賦販売法の対象となり、カード会社や決済代行事業者には加盟店の調査・管理や、トラブルが起きた時の苦情の適切な処理が義務づけられています。

一方、後払いサービスのうち、支払い期間が2カ月以内のもの(翌月一括払いなど)は、原則として割賦販売法の適用対象外です(政府広報オンライン「安心・安全なクレジット取引のためのルール『割賦販売法』」より)。そのため、悪質な販売業者を利用してしまったり商品トラブルに巻き込まれたりしても、クレジットカードと同じ水準の保護を受けられない可能性があります。

※支払い期間が2か月を超える分割払い(3回以上)やリボ払いに該当するものは、割賦販売法の適用対象となります

クレジットカードのような厳密な審査がないケースが多い
クレジットカードを作る時には、収入や勤務先、信用情報などを基にした厳格な審査があります。一方、一括払いの後払いサービスなどでは、簡易的な審査のみで利用できるケースが多くあります(分割払いの場合は、信用情報の審査が行われるサービスもあり)。そのため、自分の支払い能力を超えて使い過ぎてしまう危険性があります。今回のご相談のように、気付いたら払えない金額になっていたというケースは、この仕組みが影響していると考えられます。

遅延損害金に加えて各種手数料が加算されやすい
後払いサービスで支払いが遅延した場合は、法律で上限が定められている遅延損害金(消費者契約法では年率14.6%が上限)を請求されることがあります。それに加えて、サービスによっては請求書の再発行手数料や延滞事務手数料などが別途加算される仕組みになっています。

クレジットカードの遅延損害金も同水準であることが多いのですが、後払いサービスではこうした「カードにはない別建ての手数料」が積み重なりやすく、少額の買い物であっても、滞納を放置するうちに支払総額が膨らんでいくケースがあります。さらに長期化すれば、最終的には法的手続きに発展することもあります。

クレジットカードが利用できない状態でも使えてしまうことがある
すでにクレジットカードの支払い滞納があり利用停止になっている人でも、独自の簡易審査を採用している後払いサービスであれば使えてしまうことがあります。利用者にとっては助かる仕組みに思えるかもしれませんが、すでに支払い能力に課題がある状態でさらに買い物を重ねてしまうリスクにも繋がります。

一番怖いのは「悪循環」と「借金依存」への入り口になること

迷路に迷う人 【画像出典元】「non c/Shutterstock.com」

後払いサービスの本当の怖さは、滞納そのものよりも、その後に陥りやすい借金の悪循環にあります。

たとえば、後払いの支払いが間に合わなくなり、督促を止めるためにクレジットカードのキャッシングや別の借入で支払いを補填する。すると今度はその返済が苦しくなり、別の後払いサービスでさらに買い物をしてしのぐ……といったように、支払いのために新たな借金を重ねる状態に陥ってしまう人が少なくありません。

後払いサービスは利用するショッピングサイトごとに異なる事業者が導入されているため、知らないうちに利用先が増えやすい特徴があります。その結果、気付いた時には複数社から同時に督促が来ている、というケースもよく見られます。

さらに気をつけたいのが、クレジットカードのキャッシングなどで補填している間にクレジットカード側で滞納が発生すると、こちらは信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。つまり、後払いサービスの滞納を補填するための行動が、結果的に本当の意味でのブラックリスト入りを引き起こしてしまうのです。

加えて深刻なのが、こうしたサービスやクレジットカードの使い方が、買い物依存や借金依存の入り口になりやすいという点です。後払いサービスは商品購入時に手元のお金が減らないため、買い物にブレーキがかかりにくい側面があります。ストレス発散や気分転換のために繰り返し利用するうちに、買い物そのものをやめられなくなってしまうこともあります。テレビ番組の特集でも、若い世代が後払いをきっかけに多重債務に陥ってしまったケースが取り上げられており、こうした問題は社会でも課題として受け止められていると言えるでしょう。

「来月の自分が払えばいい」と考えて買い物を重ねてしまうと、気付かないうちに将来の生活に負担がかかってしまうことがあります。後払いサービスを利用する際は、この点を少し意識しておくと、無理のない範囲で賢く使い続けることができます。

配信元: mymo

あなたにおすすめ