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【高田馬場・路上刺殺事件】「なんで殺したの」55箇所を刺された22歳女性の実母の怒り。弁護側は“借金漬けの困窮”を主張

【高田馬場・路上刺殺事件】「なんで殺したの」55箇所を刺された22歳女性の実母の怒り。弁護側は“借金漬けの困窮”を主張

◆勝訴しても戻らぬ金…法的手段でも救われなかった現実

高田馬場
事件後、現場付近には黒ずんだ血痕のようなものがあった 2025年3月14日/筆者撮影
 その後も高野被告は、法的手段を尽くした。佐藤さんの財産を開示する手続きが採られた。出頭の求めに応じて、東京地裁立川支部に現れた佐藤さんだが、「『(当時所属していた)会社に借金があって返済している。そのお金を差し引くとお金がなくなる』と言われ、非常にがっかりだった」と弁護側は振り返っている。

 金銭の返還が見込めない状況に陥っていた高野被告。弁護側は犯行の悪質性を和らげるように、表現に注意しながらこう主張した。

<高野さんは、前日に佐藤さんの配信を見て、会いに行こうと思い立ちました。(省略)やったことは争いません。(裁判員の)皆さんには高野さんのやったことに見合う”刑”を考えていただきます。すべての証拠を見て、”刑”にどう反映させるのが公平なのか、皆さんには考えてもらうことになります>

◆「愛してほしい」と名づけた娘…実母が語った生い立ち

 高野被告の情状酌量を訴える弁護側と対極的に、検察側は被害感情などを記した実母の供述調書を朗読した。

「愛里は平成16年に生まれました。みんなに愛されてほしいし、愛してほしいと思い「愛里」と名づけました。愛里は私に一番顔が似ていて、私の生き写しのようでとても可愛い存在でした」(実母の供述調書から・以下同)

 佐藤さんは高校を中退後、実家を出て山形市内のアパートで生活。交際相手との間に、長男を授かった。さらに、高野被告に金銭を無心していた時期かは定かでないが、母子で飲食をともにした際のことを述懐した。

「すごく羽振りが良い印象で、食事をおごってくれたりしました。その頃から『ふわっち』で配信をはじめていて、羽振りが良い理由を尋ねると『配信で』と説明してくれました」


配信元: 日刊SPA!

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