現実的に動いた母の英断。離婚と財産整理がもたらした平穏
破滅へと突き進む家族の中で、冷静に対処したのは女性の母親でした。「父は祖父に似て女好きで何も考えず家業を継ぐ二世ということで甘えて育っていました。そんな父と母はいつも喧嘩をしており、祖父の死と借金の発覚で父と母の夫婦関係がさらに悪くなっていきました」と女性。

そんな状況下でも、父親は長男としてのプライドからか、なぜか全て相続すると言い始めたそう。「外で働いたことがなく勤め人になることが嫌、今の家を出るのが嫌などの気持ちがあったのだと思います」と、非現実的なこだわりを見せていたそうです。
しかし、母親はこれに流されませんでした。「母は法務局に行って父方祖父が持っているであろう土地全ての権利を確認したり、弁護士に相談するなどして私たち姉妹の親権をとって離婚しました」。
母親の迅速で現実的な行動によって、女性と妹は守られました。「母と私たち姉妹は父と母が離婚したことで、特に何も不自由なく暮らしました。父は毎月借金を返済しています。母が現実的に動いてくれたおかげです」。
もし当時の自分に戻れるなら、「父にプライドは捨てて、祖父の相続を全て放棄するように説得していたと思います」と振り返る女性。
今回の過酷な転落劇を通して、「連帯保証人になるという人との付き合いは考えた方が良い(例え家族でも)、金銭状況を理解していない家族は、後々でトラブルを持ってくるため切り捨てた方が良いということです。あと、土地の権利は法務局なら誰でも見ることができるので、知識として持っておこうと思います」と、家族であっても金銭的な実態を正確に把握し、時には毅然と切り捨てる強さを持つことの重要性を、重い教訓として回答してくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年7月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
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