メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第582回もよろしくお願いします。

◆今季GUが変わった4つのこと

今回は、GUのディレクション変更によって商品にどんな変化が起きたのか。そこを俯瞰的に語っていこうと思います。1つ言えるのは「めちゃくちゃ良くなった」ということ。もはや「ユニクロの弟分的な存在」ではないです。
◆1.色使いが変わった
・リバーシブルT ST

マルニを知っている人なら、共通のイメージとして「大胆なカラーリング」があると思います。マルニは派手な色や柄を象徴的に使うことでも知られていますが、実はその肝は「違和感のある色使い」です。
例えば、土臭く無骨な軍用カラーである「カーキ」に、鮮やかな「サックスブルー」を組み合わせる。こうした発想は、日本人デザイナーにはあまり見られません。ある程度テイストをそろえ、統一感を作ることで服の完成度を上げ、複雑なディテールにも違和感を与えない。多くはそうしたアプローチを取りますが、フランチェスコ・リッソは「あえて」違和感のある色使いを意識しています。

