◆スタイリング重視の写真にして、「情報」をあえて捨てている

ところが今回のGUは、スタイリング重視の写真にして、「情報」をあえて捨てています。直立したモデルの着画で分かりやすさを重視するのではなく、「イメージ」を売る方向に変えているのです。
まさに、ユニクロの弟分としての立ち位置ではなく、あえてまったく逆の方向にシフトし、「何かおしゃれなものを探しにGUを見に行く」という感覚を根付かせようとしているのだと思います。
◆4.スタンダードではなくなった

これも、まさにユニクロと一緒くたに見られていた部分ですが、なんだかんだ言ってもGUはスタンダードなものをよく扱っていました。スタンダードの王者であるユニクロと、カニバっていた部分もあったはずです。
◆「合わせにくいけど着てみたい服」にアップデートされた
・オーバーサイズテーラードジャケット CL(オーバーサイズフィット)
パンツのシルエットなども微妙に変化し、「誰でも合わせやすい服」から、「合わせにくいけど着てみたい服」にアップデートされた感があります。
◆変わらないものも多い
もちろん、変わらないものも多いです。例えば値段。これだけ色々手を加えているにも関わらず値段は据え置き。
例えば素材。シルエットやディテールは大きく変えていますが、価格との兼ね合いもあってか、素材はそのまま。なので、特別ラグジュアリーに変化したわけでも、素材の意味で「良品」になったわけでもありません。
しかしながら、見せ方、ディテール、シルエットは、まるで別物のように進化しました。GU=安いトレンド服、というイメージのままではもったいない。ぜひこの秋からのGUに、大人も挑戦してみてください。
―[メンズファッションバイヤーMB]―
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)

