サルビアの名前の由来と花言葉

サルビアの名前は、ラテン語で「健康でよい状態」という意味の「salvas(サルバス)」が由来となっています。
それというのも、サルビアにはへビの噛み傷に効くなど、さまざまな薬効があるとされ、ローマ時代から一部のサルビアが薬草として用いられてきたからです。現在、日本ではサルビアとセージの名前が入り混じって、どうにもややこしくなっていますね。それは「salvas」がフランスに渡って「sauge(ソージュ)」と呼ばれるようになり、さらにイギリスに伝えられると「sage(セージ)」の名で普及したため。国によって名前が異なっているものの同じ植物で、日本では種類によってサルビアと呼ばれたり、セージとして利用されたりしています。

サルビア全般の花言葉は、「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」など。サルビアの一部は、古くから薬用として利用されてきたことから、使いこなせる人を思い浮かべて「知恵」や「尊敬」という言葉を重ねたのかもしれません。「良い家庭」「家族愛」はサルビアを手元に置くことで、体調不良時やケガへの備えとなることからでしょうか。
それぞれの花色に限定した花言葉としては、赤花はその情熱的な花姿のイメージから「燃える思い」、青や紫の花は「尊敬」「永遠にあなたのもの」などです。
サルビアの代表的な種類
サルビアは大きく分けて一年草と宿根草があり、さまざまな品種が流通しています。たとえば、宿根草のサルビアにはハーブとして有名なセージも含まれています。サルビアの代表的な9種類について紹介します。
サルビア・スプレンデンス(Salvia splendens)

サルビアの中で最もよく知られる品種の一つ。和名は緋衣草(ヒゴロモソウ)で、サルビア・スプレンデンスの真っ赤な花が由来となっています。本来は多年草に分類されますが、日本の気候では一年草として扱われています。
サルビア・ファリナセア(Salvia farinacea)

ブルーサルビアとも呼ばれる上品なカラーが特徴の品種。ラベンダーのような優しい色合いで人気が高いサルビアです。青紫、白の単色のほかに、二色のバイカラーもあります。ある程度の寒さには耐えますが、気候によって多年草と一年草に分かれます。
サルビア・コクシネア(Salvia coccinea)

トロピカルセージとも呼ばれるアメリカ原産の品種。花色は赤やピンク、白で、鮮やかな色合いが特徴です。ゴージャスな見た目で、寄せ植えや鉢植えでもよく映えます。開花期間が長く、楽しみが続くのもポイントです。
コモンセージ(Salvia officinalis)

お茶や料理に使われるハーブとして有名な品種で、和名はヤクヨウサルビア。清涼感のある香りが特徴で、肉料理の臭み消しに使われることもあります。花色はピンクや白、青紫などがあり、園芸品種には斑入りのものがあるなど、色合いが多彩です。
サルビア・ネモローサ(Salvia nemorosa)

白やピンク、青紫などの素朴な花を咲かせる品種です。穂状の花が下から咲き継ぐので開花期が長く、他の植物と調和を楽しめる植物としても活躍します。基本的には宿根草で、耐寒性もあります。
サルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)

赤や白の可憐な花を咲かせる品種で、チェリーセージとも呼ばれています。葉をこすると、よく熟れた果物のような甘い香りがします。丈夫で育てやすく、開花期間が長いため、人気の高い園芸品種の一つです。温暖な気候では宿根草ですが、寒い地域では一年草として扱われます。

サルビア・レウカンサ

アメジストセージ、メキシカン・ブッシュセージとも呼ばれる、秋咲きの品種。産毛のような細かい毛が生えた、紫色の花を咲かせます。草丈はやや低いものの、生命力が強く、よく育ちます。
サルビア・エレガンス(Salvia elegans)

名前の通り優雅な赤い花が特徴のサルビアです。葉をこするとパイナップルのような甘酸っぱい香りがすることから、パイナップルセージとも呼ばれています。秋から冬にかけて花を咲かせ、5℃前後の気温であれば冬越しも可能です。
スーパーサルビア・ロックンロール(Salvia hybrid Rockin’)

開発中に訃報があった伝説的なロックミュージシャンにインスピレーションを受けて命名されたシリーズ。‘トゥルーブルー’や‘ティープパープル’、‘ブルーディアーズ’などがあります。強い生命力や1mの大きな草丈、日本の猛暑に耐える耐暑性が特徴です。青や紫の涼しげな花を咲かせます。
