これからを生きる皆さんに、同じ悲劇を繰り返してほしくない
――最後に、読者へ最も伝えたいメッセージをお願いします。
小林:
これまでお話しした通り、この本の根底には、父が勧められるがままに退職金を溶かしていくのを、止められなかった私自身の強い後悔があります。私が「これからは投資の時代だよ」と安易に勧めてしまったことが、すべての引き金でした。亡くなった父に今から知識を伝えることはできませんが、だからこそ、これからを生きる皆さんには、同じような悲劇を繰り返してほしくないという思いで執筆しました。
お金を増やすテクニックに溺れるのではなく、まずは自分の人生の設計図を描くこと。そして、投資と適切な距離を保ち、お金に振り回されないこと。本書が、皆さんの心穏やかな人生につながるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
