◆発言には細心の注意を払っていた
石毛は自身のことをあっけらかんと表現する。クヨクヨすることはほとんどないとする一方、こうも言う。「もともと“気遣いができるタイプ”だと思っています。先ほども話しましたが、プロは部活動ではないですから、キャプテンとして誰かを一喝して終わりっていうわけにはいかないじゃないですか。ましてや、自分よりだいぶ年上のベテランの選手もいたりするわけで。
個々が事業主であるプロのチームをまとめるのは難しかったですし、発言には細心の注意を払っていましたね。気遣いできる自分の性格が少なからず活かされていたんじゃないですか。まぁでも、チームリーダーと呼ばれることは、ずっとくすぐったいと思っていましたけどね(笑)」
名将・広岡とチームリーダー・石毛。2人が同時期に西武へ入ったことは運命だったのか。いずれにせよ、2人の出会いが黄金期の始まりだったことは間違いない。
<取材・文/浜田哲男>
【浜田哲男】
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton

