習慣2:吸収率の高い無機リンの多い食品の出番を減らす

普通の食生活でも「適正量の約3倍をとってしまう」というほど、多くの食品に含まれるリン。実は2つの種類があります。
一つは「無機リン」。ベーコンなどの加工肉や、練り物などの水産加工食品、スナック菓子などの添加物に含まれ、体内で90%以上が吸収されます。
「それらを毎日のように食べている人は、少し食べる頻度を減らす。または、できるだけ添加物の少ないメーカーのものに切り替えてみる。それだけでも、かなりリンの摂取量を減らせます」と黒尾さん。
またもう一つは、食品に含まれる「有機リン」です。
「一般的に、野菜や大豆食品など植物性食品に含まれる有機リンの方が、肉や魚など動物性食品に含まれるものより腸で吸収されにくいという特徴があります(下参照)」
腎臓が心配な方は特に、植物性食品に比重を置く食生活を心掛けましょう。
食品添加物に含まれる「無機リン」吸収率90%以上
含まれる主な食材/ベーコンなどの加工肉、練り物、カップ麺、スナック菓子
食品添加物として用いられる無機リンは特に吸収率が高く、極力控えたい。
➡︎極力とる頻度を減らす!
動物性食品に含まれる「有機リン」吸収率40〜60%
含まれる主な食材/肉、魚、牛乳などの乳製品
植物由来より動物由来の有機リンの方が吸収率がやや高め。とり過ぎに気を付ければOK。
➡︎食べ過ぎには注意する
植物性食品に含まれる「有機リン」吸収率20〜40%
含まれる主な食材/野菜、果物、穀物、大豆食品
植物性食品に含まれる有機リンは腸では吸収されにくいため、気にせずとって大丈夫。
➡︎しっかりとってOK
習慣3:食品表示ラベルを確認してリンを含む食品を避ける
「リンの怖いところは、塩分や糖分と違い“無味無臭”で、とり過ぎを自覚しにくいことです」と黒尾さん。食品の成分表示を見るクセをつけて、同じ種類の食品でも、なるべくリンを含む添加物が少ないものをセレクトしましょう。
例えば、ベーコンの食品表示(下)によくある「リン酸塩(Na)」はリン添加物の代表格。「メタリン酸」「ポリリン酸」などもそうです。一方「リン」と名前に入らない添加物も、リンを含む場合があるので注意が必要です。
「他にも、かんすい、乳化剤、ベーキングパウダーなどは、リンが含まれていると考えてよいでしょう」(黒尾さん)
ラベルを見るクセをつけるだけでもリンは減らせる
例えばベーコンのラベルを見ると……


