◆■知らないのは、子どもだけじゃない
「素数の意味を知らない中学生が約7割」――この数字を、大人の私たちはどう受け止めればいいのでしょうか。
◆■言葉は変わる。だから「知っておく」ことに意味がある
もちろん言葉は時代とともに変わっていくもので、「薄笑い」の意味も、いまではすっかり定着しています。それ自体を「間違いだ」と言うつもりはありません。もし言葉が一切変わらないのなら、古典の授業だって必要なくなってしまいます。ただ、もしどこかで「にやける」の本来の意味に出会ったとき――たとえば少し古い小説の一節で――「なよなよしている」という意味だと知らなければ、書き手が描こうとした人物像を、まったく違うふうに受け取ってしまうかもしれません。

