「1,2,3,4,5,6,7,8,9の中で素数だけ選べ」中学生の7割が誤答。全国学力調査で見えた“いまの子ども”に足りない力/大人だって、あやしい?…「にやける」の本来の意味を9割が誤答

「1,2,3,4,5,6,7,8,9の中で素数だけ選べ」中学生の7割が誤答。全国学力調査で見えた“いまの子ども”に足りない力/大人だって、あやしい?…「にやける」の本来の意味を9割が誤答

◆■「顔」がつく言葉の、意外な結果

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※画像は生成AIによるイメージです
同じ調査では、「したり顔で説明する」の「したり顔」についても尋ねています。こちらは辞書などで本来の意味とされてきた「得意げな様子」と答えた人が64.5%で、「知ったかぶりしている様子」と答えた人(25.1%)を大きく上回りました。

「にやける」は本来の意味を知る人がわずか1割、「したり顔」は本来の意味を知る人が6割超。似たように「顔」がつく言葉でも、世代を越えてどう受け継がれてきたかは、こんなにも違うのです。言葉の意味は、みんなが使い続けることで残り、使われなくなると静かに姿を変えていく――そんな当たり前のことが、数字にはっきりと表れています。

◆■「なんとなく」で通り過ぎない

素数も、慣用句も、けっして特別なものではありません。ただ、「なんとなく分かった気」で通り過ぎてしまうと、目の前の相手が伝えようとしていることも、少し昔の文章に込められた思いも、受け取り損ねてしまうことがあります。

布施川さんが指摘する「基礎知識の大切さ」は、子どもの学力の話であると同時に、大人の私たち自身への静かな問いかけでもあるのかもしれません。今日、あなたが何気なく使ったあの言葉――その本来の意味を、ちょっとだけ調べてみてもいいかもしれません。

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<再構成/日刊SPA!編集部>

【布施川天馬】
著述家、教育ライター。 一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を編み出し、一浪の末東大合格を果たす。著書に最小コストで結果を出すノウハウを体系化した『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』など。株式会社カルペ・ディエムにて、お金と時間をかけない「省エネスタイルの勉強法」などを伝える。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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