都心から車を走らせること約1時間。住宅街が広がる茨城県守谷市に、目を引くスタイリッシュなパティスリーがある。その名も「ヌメロサンドゥ」。帝国ホテルで約9年間腕を磨き、コンクールでも活躍した長谷川哲也シェフが2024年にオープンした一軒。ショーケースに並ぶのは、定番菓子に独自の感性を重ねた美しいケーキや焼き菓子の数々。地元客はもちろん、東京や千葉からも多くの人が訪れる人気店だ。
生まれ育った街・守谷にオープン。ネイビーブルーが目を惹く「ヌメロサンドゥ」

都心への通いやすさと豊かな自然が両立した街である守谷市。そんな地にお店を構える「ヌメロサンドゥ」。
「生まれも育ちも守谷市です。長年培った技術を自身の地元で生かしたいという思いからオープンしました」と話すのは、オーナーシェフである長谷川哲也さん。

帝国ホテルで修業を積み、2019年の第5回内海会味覚コンクールで優勝した実績を持つ長谷川シェフが作るお菓子の数々は、美味しさはもちろん、スタイリッシュで洗練された佇まいも魅力。


ネイビーブルーを基調にブランドロゴをあしらったパッケージは存在感があり、生菓子や焼き菓子が並ぶ売り場を印象的に彩る。有名グラフィックデザイナーの根本昭氏がコンセプトからロゴ、ブランドイメージまで一貫して制作したという。
パリから着想を得た店名の秘密

「サンドゥ」はフランス語で102を意味する「Cent Deux(サン・ドゥ)」に由来しています。その102という数字は、パリのエトワール凱旋門から放射状に延びる12本の道路に着想を得たもの。そのうちシャンゼリゼ通りは凱旋門を挟んで2方向へ延びており、それを「2」、残る10本の道路を「10」と見立て、「102」という数字を表現しているのがポイント。さらに、フランス語で「番号」を意味する「Numéro(ヌメロ)」を組み合わせ、「ヌメロサンドゥ」という店名に。

長谷川シェフは店名について次のように話します。
「実は、名前の“哲也”を数字で表すと“1028”になるんです。そこから“102”という数字にも愛着があって…。シンプルに自分の名前を店名にするのは違うかなと思って。上手く隠せないかと考えたときにこの名前を思い付きました」
「Numéro」には“変わり者”というニュアンスもあるそうで、自分らしい感性を大切にしながら、多くの人に長く愛されるブランドを目指したいという願いが込められている。