「夏休み、今年はおばあちゃん家には行かない」…〈往復新幹線代3万円〉をかけ不機嫌な小6息子を送る愚行。“妻の配慮”に夫がキレたワケ

「夏休み、今年はおばあちゃん家には行かない」…〈往復新幹線代3万円〉をかけ不機嫌な小6息子を送る愚行。“妻の配慮”に夫がキレたワケ

夫の不満と義母の本音

ところが、その日の夜、仕事から帰宅した夫の様子は少し険しいものでした。

夫は義母から「今回は来ないことになった」と連絡を受けたらしく、納得がいかない表情でユリさんに問い詰めます。

「母さんたちが楽しみにしてたのに、なんで俺に一言も相談なしに勝手に断っちゃうの? すごく残念そうだったよ。せっかく予算もスケジュールも立ててたのに……」

妻としては「子どもの気持ちの尊重」と「義両親の無駄な費用の回避」を考えた判断のつもりでした。しかし夫にしてみれば、「両親が楽しみにしていた実家への帰省予定を、相談もなく取りやめにされた」という不満が残ったようです。

「3万円払って不機嫌な孫を送り出す意味はある?」

なぜ、ユリさんは義母に連絡する前に夫に相談しなかったのでしょうか。そこには家庭内の空気感の違いがありました。

子どもが「行きたくない」と打ち明けたのは、母親であるユリさんにだけでした。子ども自身、「お父さんにいったら『一度決めたんだから行きなさい』といわれる」と感じていたからでしょう。

もし事前に夫に相談していれば、息子は説得されて乗り気でないまま義実家へ行くことになっていたかもしれません。

数万円の交通費をかけ、義父母にも準備をしてもらっても、当の孫が終始つまらなさそうにしていれば、結果として義父母にも余計な気を遣わせてしまいます。ユリさんはそうした気まずい状況を避けたくて、先回りして動いたのでした。

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