「生活が苦しい」58.9%、貧困率と生活実感のギャップとは
国内の貧困率とその対策について見てきましたが、人々が感じる「生活の苦しさ」についても目を向けてみましょう。
厚生労働省の国民生活基礎調査(2024年)の「生活意識の状況」では、58.9%の人が生活を「大変苦しい」または「やや苦しい」と回答しています。その他の年も、概ね半数以上の人が「苦しい」と回答しています。
貧困と生活の苦しさはまた別の定義になりますが、非常に考えさせられる調査結果です。
皆さんは今の生活について「苦しい」「普通」「ゆとりがある」の3択だった場合、どれを選びますか?
例えば「今は全然貯蓄ができていない。むしろ教育費の出費がピークでこれまでの貯蓄を取り崩している。生活はとても苦しい」と回答した人がいたとします。しかしこれは見方を変えると、子どもが教育を受けることができていて、そのために貯蓄もしてきていた結果とも考えられます。
よって、客観的に見ると「十分ゆとりがある世帯」ということになるかもしれません。主観的な見方と180度、違う結果になりますね。
ぜひ、これを機に少しでも貧困がなくなるような社会づくり、そしてみなさんそれぞれが「ゆとりがある生活」を送るために何ができるのか?ご自身と向き合ってもらえると嬉しいです。