業界人が語る「最終回まで見る/もう見ない」夏ドラマ6選。「演技が一辺倒で主人公に感情移入できない」作品も

業界人が語る「最終回まで見る/もう見ない」夏ドラマ6選。「演技が一辺倒で主人公に感情移入できない」作品も

◆全く先が読めない考察ドラマ『マイ・フィクション』

マイ・フィクション
 最後に、ラブコメからサスペンスまで幅広いジャンルを手掛ける40代の脚本家・C氏にも見たいドラマ、もう見たくないドラマを聞いてみた。

「期待以上の面白さだったのは『マイ・フィクション』(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後10時15分~)ですね。

 Kis-My-Ft2の玉森裕太さん演じる主人公・伊川が事故で目を覚ますと妻や同僚から存在を忘れられ、他人が自分になりすましていることが発覚するところから始まるサスペンス。

 ありそうでなかった斬新なストーリー設定で、どんどん謎や伏線と思われるシーンが出てくる点が考察ドラマとして非常に秀逸。

 すべての伏線回収をできるのかは疑問ですが、今のところは最終回まで見たくなる中毒性のある脚本になっています。

 玉森さんの不思議な世界に巻き込まれて戸惑う演技がリアリティ抜群な点も評価ポイントです」

◆熱いキャラとテーマに差がある『クロスロード〜救命救急の約束〜』

クロスロード
 では、そんなC氏が「見たくない」と判断した夏ドラマとは?

「残念だったのは、今田美桜さん主演の『クロスロード〜救命救急の約束〜』(テレビ朝日系、火曜午後9時〜)ですね。

 各キャストの演技力は確かで安心して見ていられるのですが、今田さん演じる主人公・遥のポジティブで正義感の強いキャラクターが医療現場の緊迫感を弱めているうえに、ハードな社会問題との相性も悪く、伝えたいテーマが散漫になっている印象。

 ただし、医療ドラマに青春要素を盛り込んだ意欲作だとは思うので、主人公が成長し始めたころにもう一度見ようかなとは思っています」

 ここまで、テレビマンたちによる「今後も見たい」「もう見たくない」夏ドラマを紹介してきたが、あくまで個人の見解であることをお忘れなく。

 彼らのコメントだけに左右されず、この夏は自宅でじっくり、各々の琴線に触れたテレビドラマを楽しんでもらいたい。

<取材・文/木田トウセイ>

【木田トウセイ】
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
配信元: 日刊SPA!

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