500万円でマンションのフルリフォームはできる?費用相場や予算内に抑えるポイントを解説

500万円でマンションのフルリフォームはできる?費用相場や予算内に抑えるポイントを解説

3.マンションリフォームを500万円以内に抑えるポイント

マンションリフォームを500万円以内に抑えるには、以下の4つのポイントを意識することが大切です。

リフォーム箇所に優先順位をつける

設備や建材のグレードを見直す

複数の業者から見積もりを取る

減税制度や補助金制度を活用する

順番に見ていきましょう。

3-1.リフォーム箇所に優先順位をつける

500万円ですべてを一度にリフォームするのは難しいため、箇所ごとに優先順位をつけることが大切です。築年数ごとの予算配分の目安を以下の表にまとめたので、参考にしてください。

築年数 優先したい箇所 予算配分の目安
(水まわり:内装・間取り:断熱)
築10年 内装の模様替え+設備の最新化 4:5:1
築20年 水まわりの全入れ替え+床・壁の張り替え 5:3:2
築30年 水まわり全面(配管含む)+断熱強化 4:3:3

基本的には、不具合や劣化が進んだ箇所を優先してください。そのうえで「どのような暮らしをしたいか」という視点を持って、優先順位を決めていきましょう。

目的別のリフォームの例は、以下のとおりです。

断熱を重視する場合:内窓や浴室(高断熱浴槽)リフォーム

広いLDKを求める場合:キッチンの対面化や隣室をつなげるリフォーム

子育て世帯の場合:自然素材を使った内装リフォーム

高齢者と同居する場合:段差をなくすバリアフリーリフォーム

優先順位を整理できたら、希望と予算のバランスをリフォーム会社に相談し、具体的なプランへ落とし込んでみてください。

3-2.設備や建材のグレードを見直す

設備や建材のグレードを見直すと、リフォーム費用を大きく抑えられます。とくにキッチンやユニットバスは、ハイグレードと標準グレードで数十万円から数百万円もの差が出ることも珍しくありません。すべてを最上位で揃えれば、予算はあっという間に膨らみます。

とはいえ、標準グレードでも機能性は十分なケースがほとんどです。毎日使う場所や見た目を重視したい場所はグレードを上げ、こだわりの薄い場所は標準仕様に抑えるなど、メリハリをつけるとよいでしょう。

どこを優先すべきか迷ったときは、ショールームで実物を確認したうえで判断してみてください。

3-3.複数の業者から見積もりを取る

リフォーム費用を抑えたいなら、最低でも3社から見積もりを取りましょう。リフォームには定価がなく、1社だけの提示額では金額が妥当かどうか判断できません。複数社を比較することで、相場感がつかめます。

比較の際は、金額の安さだけでなく、以下の点も確認しておくと安心です。

工事の内訳が具体的に書かれているか

担当者の説明が丁寧でわかりやすいか

マンションリフォームの実績が豊富か

とくにマンションは戸建てにない制約が多いため、実績が豊富な業者ほど安心して任せられます。ただし、複数社を自分で探して同じ要望を伝えるのは手間がかかるものです。

リフォームガイドなら、プロのコンシェルジュが要望を汲み取って複数の優良リフォーム会社を紹介するので、相見積もりを効率よく進められます。

これからリフォーム会社を探す方は、ぜひ活用してみてください。

3-4.減税制度や補助金制度を活用する

減税制度や補助金制度をうまく活用すると、リフォーム費用の自己負担を抑えられます。まとまった費用がかかるフルリフォームでは、このような制度を使えるかどうかで実質的な負担額が大きく変わってきます。

マンションのリフォームで利用できるおもな制度は、以下のとおりです。

区分 制度 おもな内容
補助金制度 みらいエコ住宅2026事業

断熱改修や省エネ設備の設置などが対象

リフォームは最大100万円/戸

給湯省エネ2026事業

高効率給湯器の設置が対象

エコキュートは7万円/台

ハイブリッド給湯器は10万円/台

エネファームは17万円/台

先進的窓リノベ2026事業

内窓設置やガラス交換など窓の断熱改修が対象

最大100万円/戸

自治体の補助金・助成金制度

省エネやバリアフリー、耐震などが対象

市区町村が独自に実施(内容は自治体ごと)

減税制度 住宅ローン減税

10年以上のローンで一定の改修が対象

年末ローン残高の0.7%を所得税から控除(10年間)

リフォーム促進税制

省エネやバリアフリーなど一定の改修が対象

所得税の控除や固定資産税の減額(ローン不要)

マンションは窓・外壁・配管などが共用部にあたるため、個人で使いやすいのは省エネ(断熱・給湯器)やバリアフリーの制度が中心になります。

補助金制度は予算の上限に達すると受付を終了するので、活用するなら早めに業者へ相談しておきましょう。

各制度の詳しい内容や申請方法は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

<関連記事>

【2026年度最新版】マンションリフォームで利用できる補助金・助成金・減税制度

4.【事例】500万円以内のマンションフルリフォーム

ここでは、500万円以内でマンションをフルリフォームした実例をご紹介します。

どんなリフォームが500万円でできるのか、具体的なイメージをつかみましょう。

4-1.【463万円】劣化が激しい築20年の中古マンションをフルリフォーム

内装・水回り

after

間取り

中古マンションのフルリフォームの間取りビフォーアフター

出典:http://www.8044.co.jp/gallery/350

築年数 築20年
間取り 3LDK→2LDKへ(80㎡)
リフォーム箇所

LD

キッチン

浴室

洗面所

トイレ

洋室

廊下

玄関

工期 1ヶ月
費用 総額:463万円
<内訳>
解体工事:27万8,000円
仮設工事:9万円
木工事:42万円
建具表具サッシ工事:32万5,000円
内装工事:109万1,000円
電気工事:31万9,000円
衛生設備工事:69万3,000円
住宅設備工事:141万4,000円
リフォームのポイント

リビングに隣接した和室を撤去し2LDKに

キッチンの余分な壁や収納を取り外し、オープンキッチンに

お風呂は在来工法の浴室からユニットバスへ

和室にあった押入はウォークインクローゼットへ改築

4-2.【444万円】間取りを変更してオープンで明るい空間にフルリフォーム

after

出典:https://www.8044.co.jp/gallery/351

築年数 築10年
間取り 3LDK(75㎡)
リフォーム箇所

LD

キッチン

浴室

洗面所

トイレ

和室

廊下

工期 1ヶ月
費用 総額:444万円
<内訳>
解体工事:42万円
仮設工事:17万円
木工事:23万円
タイル工事:32万円
建具表具サッシ工事:30万円
内装工事:90万円
電気工事:26万円
衛生設備工事:85万円
住宅設備工事:99万円
リフォームのポイント

リビングにあった柱と収納棚を撤去して開放感のある空間へ

キッチンの吊戸棚も外し、室内からも眺望を楽しめる

温かみのある無垢材の床材を採用

和室を洋室に改装、統一感のある仕上がりへ

4-3.【471万円】3LDKマンションをバリアフリーな2LDKに

リビング

after

キッチン・お風呂

after

間取り

3LDKマンションをバリアフリーな2LDKにリフォームした事例

出典:https://www.8044.co.jp/gallery/403

築年数 築20年
間取り 3LDK→2LDK(67㎡)
リフォーム箇所

LD

キッチン

浴室

洗面所

トイレ

和室

工期 1ヶ月
費用 総額:471万円
<内訳>
解体工事:22万円
仮設工事:13万円
木工事:55万円
建具表具サッシ工事:17万円
内装工事:90万円
電気工事:30万円
衛生設備工事:76万円
住宅設備工事:110万円
その他費用:58万円
リフォームのポイント

リビングに隣接した和室をなくし広いLDKに

キッチンの位置はそのまま、IHコンロのキッチンに交換

昇降機能付きの戸棚を設置

車いすでも使用できる広めの浴室に

4-4.【494万円】間取りは変えず3LDKマンションの設備内装を一新

内装

after

水回り

after

出典:http://www.8044.co.jp/gallery/297

築年数 築19年
間取り 3LDK(68.35㎡)
リフォーム箇所

LD

キッチン

浴室

洗面室

トイレ

和室

工期 1ヶ月
費用 総額:494万円
<内訳>
LDK工事:110万円
浴室工事:77万円
洗面室工事:32万円
トイレ工事:28万円
和室→洋室工事:71万円
その他工事:176万円
リフォームのポイント

キッチンの吊戸を撤去、オープンなカウンターキッチンに

LDに隣接した和室は洋室へ改築

将来的に寝室として使用できるように可動間仕切りを取り付け

4-5.【468万円】120㎡の4LDKフルリフォーム

after

出典:http://www.8044.co.jp/gallery/458

築年数 築15年
間取り 4LDK(120㎡)
リフォーム箇所

LD

キッチン(施主支給)

トイレ

和室

工期 1ヶ月
費用 総額:468万円
<内訳>
LDK工事:177万円
和室工事:65万円
トイレ工事:48万円
内装工事:53万円
その他工事:125万円
リフォームのポイント

キッチン周りの壁を撤去してアイランドキッチンへ変更

吊戸棚の代わりにカップボードを新設して収納力を維持

LDKと和室の間口を広く改築、畳は琉球畳へ

あなたにおすすめ