上場企業と無関係でも要注意…身近に潜む「インサイダー取引」3つの危険パターン
もしタクヤさんが少しでも口を滑らせていれば、事態は異なります。また、上場企業にお勤めでない方も「自分には関係ない」と油断してはいけません。よくある「危険なパターン」をご紹介します。
・友人からの「ここだけの話」
飲み会で、上場企業勤めの友人から「実はうちの会社、来週すごい発表するから株価が上がるよ」とこっそり聞いて株を買うケース。自身が上場企業と無関係であっても、情報を聞いた時点で「情報受領者」となり、立派な犯罪として処罰対象になります。
・テレワーク中の情報漏洩
自宅のWeb会議中、画面越しに聞こえた「来月の大型買収」の話を配偶者が立ち聞きして株を買うケース。
・帰省時の「つい、うっかり」
お酒の席で親に、会社の事業について一般に公開されていない情報も含めて詳しく話してしまい、親が株を買うケース。親は「情報受領者」、本人は「情報伝達者」としてともに処罰されます。
「法的にはセーフ」でも油断禁物…立ちはだかる“社内規程の壁”
さらに、上場企業に勤務している以上、厳格な「社内規程」の壁が立ちはだかります。
多くの上場企業ではインサイダー取引を防ぐため、社員本人だけでなく「配偶者」や「二親等以内の別居の親族(今回の母親など)」の株式売買にまで事前届出や許可を義務づけています。会社への報告を怠っていた場合、コンプライアンス違反として社内処分を受けるリスクがあります。
