◆成婚に結びついた5つのポイント
ユウスケさんように、婚活は“準備力”と“誠実さ”で結果が変わります。・相手情報を丁寧に読み込む
・会話を戦略的に設計する
・お見合いは50分以内で余韻を残す
・安心して本音を話せる空気を作る
・気遣いを言葉より先に“行動”で示す
このすべての行動を出会った人に分け隔てなく行い続けたユウスケさんだからこそ10歳年下の理想の奥様とのご縁ができたと感じています。
あなたも、“準備する誠実さ”を、今日からはじめてみませんか?
<文/山本早織>
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◆■「6か月」は、どれくらい速いのか

同じ調査には、もうひとつ興味深い数字があります。夫婦が知り合ったきっかけのうち「見合い結婚」(見合いと結婚相談所の合計)は全体では9.0%で、ネット経由の13.6%に抜かれています。ところが、知り合った時点で妻が35歳以上だった夫婦に限ると、見合い結婚が約4割を占める。年齢が上がるほど、相談所というルートは例外ではなく主流に近づいていくのです。38歳のユウスケさんが結婚相談所を選んだのは、感覚ではなくデータの上でも理にかなった判断だったといえます。
山本さんが挙げていた「ピーク・エンドの法則」と「心理的安全性」は心理学や組織研究の分野で知られている考え方です。あらためて振り返ってみると、ユウスケさんの行動はこの二つの理論と見事に重なります。お見合いを50分で切り上げる判断から連想されるのは、前者の「ピーク・エンドの法則」。心理学者ダニエル・カーネマンらが1993年の実験で示したもので、人は体験の長さよりも、感情のピークと終わり方でその出来事を評価しやすい、という知見です。「なんでも聞いてください」の一言から思い浮かぶのは「心理的安全性」。ハーバード・ビジネススクールのエイミー・エドモンドソン教授が1999年、企業のチーム研究のなかで「対人リスクをとっても大丈夫だとメンバーが共有している状態」と定義した概念です。どちらも、お見合いを想定した理論ではありません。ただ、職場で人が本音を出せる条件と、初対面の相手が心を開く条件が、どこか似た形をしている。婚活が“気軽な出会い”ではなく“人生のパートナー選び”だという山本さんの指摘は、そう考えると腑に落ちます。
平均4.3年を、6か月に。その差を生んだのが才能でも年収でもなく、相手のプロフィールを読み込むという地味な作業だったというのが、この話のいちばん面白いところなのかもしれません。

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)

