「あなたは不合格」に怯えていた僕青・杉浦英恋が今、夢を叫び続ける理由

「あなたは不合格」に怯えていた僕青・杉浦英恋が今、夢を叫び続ける理由

◆終演後、金澤亜美とツアー初日に行ったラーメン屋へ

結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026
ダブルアンコールでは、「初めて好きになった人」をパフォーマンス。「愛知公演でこの曲を披露したときのようにステラシアターでは『飛べー!』って言えなかったけど、また違う雰囲気で最高でした」。最後は涙ではなく、笑顔で2度目の全国ツアーを締めくくった。

東京に着いてから、金澤亜美ちゃんとラーメン屋に行き、塩白湯ラーメンをかきこんだ。二人だけだったが、ささやかなお疲れさま会をしたそうだ。

「そのラーメン店には、全国ツアーの1か所目の神田公演が終わった日も行っていて、ツアーのスタートとファイナル、同じお店で過ごしたっていうのもよかったなと」

結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026
写真左から、早﨑すずき、金澤亜美、(杉浦)、岩本理瑚
僕青に加入する前、杉浦英恋はどんな学生だったのかと聞くと、「今とあんまり変わってないと思うんですよ」と答えた。

「そんなに取り繕うこともなく、明るい人ではあったかな。誰とでも話せる人間ではありましたけど、深い話ができる親友は2人だけでした」

漫画やアニメが好き。とくに、『アイカツ!』の星宮いちごに心を奪われていた。

「『アイカツ!』に出てくる星宮いちごちゃんっていう主人公の子が好きで、その姿に憧れてアイドルになったといっても過言ではないですね。いつも明るくて、何ごとにも努力を惜しまないところが、誰もが想像するザ・アイドル。それに、自分の夢は絶対に諦めないところも憧れていました」

クラスでもムードメーカーだったのかと思いきや、誰にも言えない悩みを抱えながら苦しんでいた時期もある。

「14歳、中学2年生の頃からあんまり人間関係がうまくいかなくて、学校に行っても、ひとりで過ごすことが多くなりました。つらい思いをしてまでわざわざ行きたくないなというか。全てを逃げ出したいなと思っていて、アイドルに限らず、いろんな芸能事務所のオーディションを受けていたんです」

◆「あなたは不合格」って言われるのが怖かった

新しい居場所として芸能界に目を向けたのは、両親の影響が大きかった。

「昔から周りの人と考え方が違うことが多くて、『英恋は変わってるね』と言われてしまうことが馴染めない理由でもあったんです。でも、そういう私をお母さんは一度も否定しなかった。お父さんとお母さんが昔、表舞台を目指していたっていうことを聞いて興味が沸きました」

だが、オーディションに応募して書類審査に合格しても、次の審査には行かずに辞退を繰り返していた。

結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026
「オーディションに落ちるのが嫌だったんですよ。『あなたは不合格』って言われるのが怖くて、最悪なことをしていました。当時はオンライン審査が多くて、『そんなんじゃ私の良さは伝わるわけがない』って。そのなかで僕青は、二次審査からすべて対面審査だったんです。それが一歩を踏み出せた理由かもしれない」

合格を知ったとき、家族は喜んでくれた。でも杉浦の心境は複雑だった。

「自分は運がいいなとは思っていましたけど、上手くいきすぎているというか。初めてちゃんと受けたオーディションで、合格したっていうことに驚いてしまって。私は愛知に住んでいたので、1週間後にはひとりで上京して生活が一変するっていうのも不安でした」

結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026
写真中央、杉浦、八木仁愛
その予感通り、デビューしてから彼女を取り巻く環境が一変した。「逃げ出したかったわけじゃない。でも、体がついてこなかったんです」。カメラを向けられると勝手に涙が溢れるほど、心は悲鳴を上げていた。

「その苦しさを誰かに伝えて頼ることもできなくて、また、ひとりなのかなって。ずっと不安でした。結果的に、一番迷惑をかけてしまったのはセカンドシングルの頃かなと思います。こういうことを言うのはあれなんですけど、そのときは次のシングルは青空組で私の名前を呼ばれることはないだろうなって」


配信元: 日刊SPA!

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