「利益を出しすぎてしまった」経営者の苦悩…今期の利益を未来のキャッシュに変える〈課税繰り延べ〉という戦略

「利益を出しすぎてしまった」経営者の苦悩…今期の利益を未来のキャッシュに変える〈課税繰り延べ〉という戦略

対象となるのは「航空機・船舶・コンテナ」等の実物資産

数ある決算対策商品の中でも、なぜオペレーティングリースが根強い人気を誇るのでしょうか。

それは、商品としての「安定性」が高いからです。航空機や船舶、コンテナといった実物資産を対象とするこの仕組みは、利益を飛ばす金額の規模が大きく、出口(資金が戻ってくる時期)の予測も立てやすいという特徴があります。

もちろん、投資である以上、元本が完全に保証されるわけではありません。しかし、法改正で消えていった他の商品に比べ、長年にわたり活用されてきた実績があります。2026年を見据えた時、今後さらに増税や規制の強化が懸念されるかもしれません。

そうした環境下で、今の利益をただ漫然と納税に回すのか、それとも「未来のキャッシュ」として戦略的に残しておくのか。この差は、数年後の企業の体力に大きな違いをもたらすはずです。

決算対策の本来の目的は、利益を隠すことではありません。大切なのは、利益を「消す」のではなく、繰り延べること。そして、必要な時にいつでも使える形で「未来のキャッシュ」に変えておくことです。「今年の税金、なんとかならないかな」という漠然とした悩みがあるなら、まずは「課税を繰り延べる」という発想を持ってみてください。それは、あなたの会社が10年、20年と生き残っていくための、極めて現実的で賢い生存戦略になるはずです。

阪田 真
ゴールドオンライン・アセットマネジメント 取締役

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