
風にそよぐしなやかな枝と、可憐な小花が魅力の「ハギ(萩)」。秋の七草の一つとして古くから愛されてきたハギは、日本の山野に自生してきた植物のため、寒さや暑さに強く、初心者でも非常に育てやすい落葉低木です。
この記事では、ハギの基本情報や花言葉、ミヤギノハギ、ヤマハギといったポピュラーな種類をはじめ、失敗しない育て方のポイント、美しい花を毎年咲かせるための剪定の時期とコツまで分かりやすく解説します。ぜひ庭や鉢植えで、秋の風情を楽しんでください。
ハギ(萩)の基本情報

植物名:ハギ
学名:Lespedeza
英名:bush clover、Japanese cloverなど
和名:ハギ(萩)
その他の名前:ニワミグサ(庭身草)、ノモリソウ(野守草)など
科名:マメ科
属名:ハギ属
原産地:日本を含む東アジア、北アメリカ
形態:落葉低木
ハギの学名はLespedeza (レスペデザ)。マメ科ハギ属の落葉低木の総称で、原産地は日本を含む東アジア、北アメリカ。日本では古くから親しまれ、『万葉集』にも多く詠まれています。日本の山野で自生してきた植物のため放任してもよく育ち、ビギナーにも育てやすい花木です。園芸においては、ハギの中でもミヤギノハギ(Lespedeza thunbergii)がよく栽培されています。地際から細い枝を多数伸ばす「株立ち」の樹形で、やわらかく弓なりに伸びる枝を生かして一輪挿しや掛け花器などに飾るのもおすすめ。花の美しい秋の七草の一つとしても有名です。
秋の七草とは?

萩(ハギ)、女郎花(オミナエシ)、桔梗(キキョウ)、葛花(クズ)、尾花(ススキ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)が、秋の七草の顔ぶれです。万葉集に収録されている山上憶良が詠んだ歌「秋の野に 咲きたる花を 指折り数ふれば 七種(ななくさ)の花」「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(ナデシコ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」の二首が由来で、「朝貌の花」は桔梗を指すとされています。
春の七草(芹[セリ]薺[ナズナ]、御形[ゴギョウ]、繁縷[ハコベラ]、仏の座[ホトケノザ]、鈴菜[スズナ]、清白[スズシロ])は1月7日に一年の無病息災を願って七草粥に用いるのに対し、秋の七草は花の美しさを楽しみます。
庭で育てられる野の花「秋の七草」の種類 秋の花を選んで季節を演出! アレンジメントや寄せ植えを作ろう 食べて、見て楽しむ春の七草 七草がゆ&七草籠をつくろう