春の味覚をおいしく保存!「干したけのこ」の作り方と活用レシピ

春の味覚をおいしく保存!「干したけのこ」の作り方と活用レシピ

春の訪れを感じる食材といえば、たけのこ。このおいしさを年中楽しみたい方は、「干したけのこ」作りに挑戦してみませんか。フードアドバイザー・調味料ソムリエプロの神谷よしえさんに季節の手仕事を教わる連載10回目は、干したけのこの作り方と干したけのこで作るきんぴらのレシピをご紹介します。

材料

・たけのこ……2本(手持ちの鍋に入るくらいの大きさ)
・米ぬか……1/2カップ
・赤唐辛子……2本

「たけのこは。収穫から時間が経つにつれてえぐみが強くなるため、購入の際はできるだけ新鮮なものを選びましょう。

新鮮なたけのこは、穂先が黄色く、皮は薄茶色、切り口が真っ白でみずみずしいです。また伸びて大きくなったたけのこよりも、短くてずっしりと重いもののほうがおいしいので、選ぶ際の参考にしてください」

作り方

1. たけのこを洗い、切り込みを入れる

たけのこは皮ごとよく洗い、穂先を斜めに切り落とします。切り落とした部分から、包丁で縦に切り込みを入れます。

「包丁で縦に切り込みを入れるのは、後で皮を剥きやすくするためです。包丁を入れる深さは、1~2cmほどがよいでしょう」

2. 鍋でゆでる

 

深めの鍋に材料をすべて入れたら、ひたるほどの水を注ぎ中火にかけます。沸騰したら弱火に変え、吹きこぼれに注意しながら2時間弱ゆでます。

「根本に串を刺して、串がスーッとスムーズに通ったらゆで上がりのサイン。火を止めましょう」

3. 粗熱を取り、皮を剥く

 

火から下ろしたら自然と冷めるのを待ちます。よく冷めたら、縦に入れた切り込みから丁寧に皮を剥きます。

4. たけのこを薄切りにする

 

たけのこを2mmほどの厚さになるよう薄く切ります。

5. ザルに並べて干す

 

たけのこが重ならないようにザルに並べて干し、乾燥すれば完成です。

「干す際は、均等に乾くように時折裏返しましょう。晴天であれば2日ほどで完全にカラカラに乾きますよ」