【医療監修】ヘルパンギーナとはどのような病気?原因と治療法、手足口病との違い

【医療監修】ヘルパンギーナとはどのような病気?原因と治療法、手足口病との違い

夏に流行するウイルス性感染症の一つであるヘルパンギーナ。高熱と、口の中に水疱ができることが特徴です。この病気にかかると、口腔内の痛みからくる食欲不振や不機嫌になりやすくなります。脱水症状になりやすいため注意しましょう。抵抗力が低下している大人もかかる場合があります。また、症状がなくなっても長期間ウイルスが排出されるため注意が必要です。ヘルパンギーナの症状や治療法などをまとめました。

ヘルパンギーナの治療法

現在、ヘルパンギーナのウイルスに作用する薬はありません。そのため、治療は症状を和らげる対症療法となります。脱水症状を起こすことがあるため、気をつけて様子を見ましょう。

もしも髄膜炎や心筋炎を合併している場合には、医療機関の受診が必要です。看病している際には経過を注意深く観察し、不安な症状がある場合は医師に相談しましょう。

脱水症状に注意、刺激のない飲み物や氷で水分補給を

ヘルパンギーナに感染すると口の中が痛くて、食べることや飲むことが難しくなります。高熱を伴うことも多く、脱水症状が心配です。

口内の痛みのために水分が摂れない場合には、オレンジジュースなどの酸っぱくて刺激があるものは避けます。牛乳なら比較的刺激が少なく飲みやすいかもしれません。小さい子どもの場合は、細かくした氷をなめさせて水分を摂らせる方法もあります。

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